捨てたいものの価値を買値で考え、元を取ろうとするとなかなか手ばなせなくなります。

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わたしがまだ古本屋巡りをしていたときの話です。

年配の店主が電話をとりました。

なにやら、古本の買取の値段についての交渉でした。

たしか、「あしたのジョー」の全巻。

店主が、買取価格をいくらと答えたのかは忘れてしまいましたが、「どこのお店でもそのくらいだと思いますよ」といっていました。

そして、交渉は決裂した。

電話の主は、本を売るのをやめたのです。

自分が期待していたほどの買取価格ではなかったのでしょう。

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元を取ろうと思えば、捨てる手がとまります

古本イメージ

いまだったら、手間がかかってもヤフオクを使えば、古本屋の買取ほど安くなることはありません。

でも、その手間がめんどうで、何ヶ月も部屋に置いたままになってしまう。

少しでも元を取りたいという気持ち。

もっと高く売れるのではないかという期待。

わたしも部屋がガラクタだらけだったころ、ヤフオクで価格を調べたものがありました。

ファジバンズの布おむつ、北極しろくま堂のスリング、おんぶひも。

捨てるのはもったいないけど、さりとてあげる相手もいない。

息子すら使わなくなって、2年以上たっていました。

けっきょく、ゴミ袋に入れました。

買った当時の金額で考えれば、3万円くらい。

でも、子供のものはよく使ったし、使うことで元は取れたと考えることもできます。

そもそもファジバンズは元の値が高いです……。

手ばなす決意をしたので、買値を忘れて捨てました

いや、もう、当時いくらで買ったなんて買値を考えたらモノは処分できないです。

わたしはもう覚えていません。

山ほど捨てたモノの、買値は総額いくらだったのかなんて、考えたくもありません。

その思うくらいの量を、ゴミ袋につめて捨てました。

わたしがいつか立ち聞きした、古本屋さんの電話のやりとりも、電話の主に少しでも元を取りたいという気持ちがあったから交渉が決裂した。

さっさと処分したい、という気持ちで価値にこだわらなければ、すぐに手放せます。

わたしもさっさと処分したくて、ひたすらゴミ袋に入れました。

ばかばかしいくらい単純な作業です。

ていねいにたたんであるもの、きれいに分類して袋に入れてあるもの。

しまい込むためだけに、そうしておいたのかと思うようなもの。

ゴミ袋の中に押し込めて、ゴミが層をつくりました。

どうしてこんなに取っておいたのかと思うようなものもありましたし、もっとたいせつにあつかえばよかったと思うものも多かったです。

でも、捨てました。

ではまたー。

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