夫の書類ケースの中身はぜんぶ期限切れのものでした。

委託証拠金預り証(部分) 夫の捨て活
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かつて夫に、昔のアパートの契約書類を捨てるようにいったら、断固拒絶された40代妻です。

道路の拡張のために取り壊されたアパートについては「だって、もうこのアパートはないんだよ!」と主張されました。

 

でも今回、夫の書類ケースをのぞき見て、もういいよね、って気がしたのです。

ほとんどスカスカになっていた書類ケースなんですけど。

すべて、なんというか、期限切れのものなんですよね。

しかもこれ、死後に発見されたら、誤解をまねくわー、という。

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委託証拠金預り証が出てきた

 

委託証拠金預り証(部分)

夫の書類ケースの中から、委託証拠金預り証(現金)というのが出てきたんですね。

ぜんぶを合計したら、30万円くらいです。

こういうの、死後に発見されたら「これって現金化できるものなんじゃないの?」って相続人をよろこばせちゃうかもしれないじゃないですかー。

ぬかよろこびなんですけどねぇ。

 

だって、わたしは夫が先物取引で0円になったのを知っているから!

もう、もう10年以上も前の委託証拠金預り証ですよ。

こんなふうに収入印紙が貼ってあって、割印が押してあったら、うぶな相続人はお宝発見! とばかりによろこんでしまうと思うのね。

 

よくありますよね、外国の小説にー、財産を相続したらガラクタの中に数千ドルの価値のある証券が見つかったー、なんていう、ね。

価値のあるなにかならいいけど、ゴミとわかっている、この意味ありげな委託証拠金預り証。

まぎらわしいから、捨てるようにいいました。

 

他にも、株のトレードで0円になった取引書類とか。

夫はまるまる保存していたのです。

えー、こういっちゃなんだけどー、これらって、負けの思い出だよね?

マイナスの思い出だよね?

こんなこと、夫にはズバーンといえませんけどね……。

 

負け記録をとっておく。

自分が落ちた大学の受験表を保存している、みたいな?

はずれ馬券をぜんぶとっておく、みたいな?

 

恋愛的にいうと、突き返されたラブレターを後生大事の保存男。

ラブレターの断りの手紙を保管している未練男。

そういうことじゃないですかー。ヤバイヨヤバイ

これ、完全に捨てるべきものなのに、捨てられなかったんですよね、夫は。

 

さいしょは、もう書類としては機能していないし、保存するなら思い出箱に入れるように声をかけようとしていたのですが。

委託証拠金預り証はまぎらわしい。

 

ヤフー知恵袋でも、相続人さんが遺品の中から見つけています。

昨日叔父の遺品整理をしてましたら預り証と言う物が出てきました。これはこの預り証をその会社に持っていけばお金に変えられるのでしょうか?

 

お金になるものなら保存しておいていいけど、一見お金になりそうな、ただの紙くずは次世代の相続人をまどわすにちがいない。

そう思って、捨てるように伝えました。

 

一見してゴミだとわかるものならいいけど、「お金!?」と思わせて紙くず。ヒドイ

もっとも、ゴミと思わせて、じつは大変価値のあるもの、というのもやっかいですよね。

興味のない人にはまったくわからなくて、捨てられてしまう。

 

ガラクタはゴミ箱へ、価値あるものは価値あるものなりのあつかいを。

まぎらわしい書類の保管は、いらぬ誤解、ぬかよろこびを呼び起こしそうです。

 

ではまたー。

 

 

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