まだ、セミの鳴き声が聞こえる場所に暮らしています。
セミもずいぶん数が減ったらしく、いまではなんだか、セミの鳴き声がもの悲しいく感じられる今日このごろ。
秋です。
中2娘のかよう中学校では、9月に2回プールがありました。
今年最後のプールを終えた水着が、外で秋の日差しを浴びています。
※以下、どうでもいい感じのセミの話です。
セミのおわりについて、小3息子かく語りき
夏のおわりになりますと、セミの死骸をあちらこちらで見かけます。
そういう場所柄だから、夏のさかりにはセミの鳴き声もうるさいのです。
それで、小3息子といっしょに歩いているときに、セミの死骸を見かけまして。
もう夏もおわるね、なんて、話をして。
「セミもさー、さいごは、『ミーンミンミン、ミ、ン、ミ……』パタッ、ポトッ、っていう感じなのかなー」
そうやって、地面に落ちちゃうのかねぇ、と見たこともないのに、てきとうなことを40代母が話していると、小3息子が。
「あのね、見たことがあるんだよ」
「エッ?」
「セミがね、『ミーン、ミン、ミンミン、ミーン、ミー』って。きゅうに、鳴き声がとまったな、と思ったら、ぱたって落ちてきたんだよ」
「エエッ!? それで、死んじゃったの?」
「うん」
と小3息子は、そのときのことを思い出しているのか、40代母の反応がこっけいだったのか、ふくみ笑いしながら答えました。
「じゃ、じゃあ、セミは、死ぬ直前まで全力なんだね。全力で鳴きつづけて、いきなり死んじゃうんだ。えー、へー、そっかー、そうなんだ。うわー」
うわわー、そうなの? 40代母、40代にして衝撃的なセミの真実を知る!
小3息子が見たという、セミのおわり。
セミは、さ、力を抜くとか、休むとか、知らないんだよ。
だから、あんなに鳴いているわけじゃない?
とすると、小3息子が見たという、セミの最後、マジカ? と思いつつも真実ではないか、と。
ありうるな、セミなら。
そう思いました。
全力で、ぽとり。
ではまたー。