小4息子はぬいぐるみ男子。
だいじょうぶ、セーフ、セーフ。
たしか、小2の春に「もう、クマとは寝ない」と別れを告げたはず。
しかし、さいきんまた布団のなかにクマたちが入っているんですよね。
だって数年間ずっと娘の部屋にいたシェリーメイが、ダッフィーのもとに帰ってきたから!
クマのおじょうさん
先週、小中学校ともに下校時間の早い日がありました。
たまたま、その日に所用があった40代母は、中3娘と小4息子に留守番してもらったのです。
そのあいだになにがあったのか、40代母にはわかりません。
どうやら、小4息子がダッフィーの声色をまねて、中3娘の部屋のシェリーメイに呼びかけたらしい。←!?
その日から、シェリーメイはダッフィーとともに過ごしているのです。
小4息子のぬいぐるみたちは基本的にオスです。
そのなかに、シェリーメイというメスクマが。
クマのおじょうさんがやってきたのです。
小4息子はどうあつかっていいのか、よくわからないのでしょう。
まー、それは、わかる。
だって、いままでの小4息子のぬいぐるみあそびは、けっきょくたたかっていましたから。
クマだから!(悲鳴)
ある夜のこと、片手にダッフィー、片手にシェリーメイを持った小4息子は、2匹のクマをこうして、ああして、くっつけて、はなして。
40代母「くまカップルがッ! くまカップルがチュッチュしているッ!」
(ちょっと照れる小4息子)
40代母「そうだね、カップルだからね。くまカップルだから」
くまカップルだから。
すると、どうしたらいいかわからなくなった小4息子が、わたしにシェリーメイをわたしてきたのです。
向き合うオスクマとメスクマ。
どうしたらいいかわからないけど、とりあえず近づくオスクマとメスクマ。
オスクマの手がメスクマの胸をタッチ。
一瞬、母と子に気まずい空気が流れる年ごろです。
あわてる小4男子、いまのはちがうから、そんなつもりじゃないから、とあせるあせる。
つまり、女の子の胸(クマだけど)に男の子の手(クマだけど)が触れるのはマズイ、とわかっているわけです。
だよね!
40代母「そうだね、クマだからね。クマだから」
クマだから、セーフだよね。
けものだからね。
そんなやりとりを40代夫は無言で耐えていました。
中3娘のシェリーメイは、スカートとパンツしか着用していないのですが、小4息子から上着の着用を提案されました。
そうだね、丸出しはよくないよね。
そのあと、くまカップルは地震におびえるメスクマをオスクマが守ったり、オスクマの止まらないオナラ、にぎりっぺ、爆発、等々あって、おなじ布団にタテにならんで寝ました。
小4息子がなにをしたいのか、いまいちわからない40代母です。
もはや小4息子にも、くまカップルになにをさせたいのかわからないのでしょう、たぶん。
思うに、小4息子になにかめばえているような気がします。
小4息子の心の中にめばえたなにかから、くまカップルの誕生となったのではないでしょうか。
いろいろな意味で、ドキドキします。
だいじょうぶか、息子よ。
ではまたー。