話してみたら無理もないかもしれない、島崎藤村「初恋」の少女解釈について。

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週末、中3娘が国語の宿題をするにあたって、原文を読まずに解いたら、ななめ上の解釈をしていたので。

使用したテキストは、島崎藤村の詩「初恋」です。

まだあげ初めし黒髪の~、から始まるあれです。

わたしも内容は覚えていなかったし、でも、作者が男性で、タイトルが初恋、そして少女が登場するとしたら、単純に主人公が少女に恋する話、と思いますよね。

だいたいそんな想像がつきます。

しかし、中3娘はそうじゃなかった!

少女はキューピッド役

中3娘は、詩そのものを読んでいないけれど、宿題の範囲のワークだから、仕方なくやった、くらいの感覚。

このやる気のなさ。

原文を読んでいない、という中3娘の解釈は、こう。

男性が女性に恋をする、少女は女性の妹かなにかで、恋のキューピッド役。

なぜそうなったか、というと、中3娘の考える「少女」とは小学1~3年生くらい。

だから、恋の対象にはならない、よって、少女とはべつに女性が出てくるはずだ、と中3娘は考えたそうです。

いやいやまてまて、少女というのは10歳前後くらいから、18歳くらいまでではないか?

小学1~3年生くらいだと、幼女じゃないかね?

そう、中3娘の考える「少女」の定義が、だいぶずれていたのです。

ちなみに、そんなときたよりになるウィキペディア(Wikipedia)には、このように書かれていました。

少女(しょうじょ)は、7歳から18歳前後の女の子。幼女はおおむね満1歳から小学校3年生(満8歳~9歳くらい)までを、婦人はおおむね満20歳以上を指す。

Wikipedia少女より

わたし、だいたいあってる。

そして、満1歳から8、9歳まで幼女、ですか。範囲広いね。

つまり中3娘の考える少女は、幼女期の終わりごろです。

この、言葉の定義の思いちがい、って国語のテストでは、回答ミスにつながります。

わたしは高校生のとき、「青春」の定義で先生とのズレがあって×にされた記憶があります。

そう、人は○の記憶よりも、×を記憶するのです。

ちなみに、Wikipediaの「青春」内には、具体的な年齢は書かれていません。

さし絵としての、竹久夢二「初恋」

問題文中の「少女」を中3娘が 小学1~3年生と考えてしまったこと。

そもそも、本文(詩)を読まずに、問題を解こうという考えがおこがましい。

そんなこんなを、中3娘とあれこれ話しておりました。

しかし、それにしても、中3娘が「少女はべつに存在する」と考えたのも無理はないかもしれない、と思ったのが問題文の端にそえられた、竹久夢二の「初恋」という油絵でした。

竹久夢二のふるさと岡山にある美術館、夢二郷土美術館

「初恋」大正元年 (1912) /カンバス、油彩

これは……、この絵を見たら、少女じゃないわー、これは別人だわー。

白い前かけのせいか生活につかれたご婦人に見えるし、ぜんぜん初々しく見えなくて、とてもじゃないが少女に見えない。

中3娘の脳内に「キューピッド役の少女」が誕生したのも無理はないかもしれない、と思えました。

ではまたー。

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