食事の盛りつけを大皿にしていますか? それとも個別に分けていますか?
食事の盛りつけ方は、育った家庭の盛りつけがそのままあらわれます。
つまり、食事を担当している主婦の家庭しだいだというのです。
ちなみに、わたしは大皿盛りです。
実家もやはり大皿盛りでした。
大皿の家庭で育てば大皿主婦、個別の家庭で育てば個別主婦
大皿盛りの家庭で育ったわたしは大皿盛りの食卓を作っています。
しかし、それぞれの家庭を持つ兄たちは、いまや個別盛りの食事だそうです。
そう、つまり兄嫁たちの実家は個別盛り派なのです。
ありがたいことに、夫も大皿の食卓にそだちました。
ただし、夫の実家の食卓は、大皿料理にたいして、取り皿という名の小皿が1人につき2~3枚つきます。
そして朝食は、たまごを中心とした個別盛りのメニューが多いです。
大皿のメリットとデメリット
大皿のメリット
料理を大皿にのせて食卓に出すのは、こういってはなんですが、かんたんです。
フライパンから、ガーッとうつして、ハイどーぞ。
実用的な面では、洗いものが少なくてすむ。
それから、食卓で取りわけるのって、ちょっとたのしいよね。
見ばえのする、だいたんな盛りつけができるのも大皿料理のよさだと思います。
大皿のデメリット
でも、子供の食生活を見守るにあたっては、大皿料理だと、子供がどれだけ食べたか、というのがわかりません。
大皿がからっぽになったからといって、子供がまんべんなく肉と野菜を食べたとはかぎらないのです。
食の細い子供の場合、「個別に盛りつけをして子供の食べた分量をチェックしてください」っていわれたりします。
そして、いっしょ盛りにすることによって、引き起こされる姉弟間の無益なあらそい。ヤメテー
4人家族の食卓に、大皿にのった8個のコロッケがならんだとしましょう。
「わたし、3個食べたい!」エッ?
そんなとき、もうさいしょから分けておけばよかったよね、となります。
大皿盛りは好きなだけ食べていい、という考えもできるし、きらいなものは食べなくてもいい、という考えにもなります。
大皿盛りは、食べた分量がはっきりしない点が、よくもあり悪くもあり、ですね。
たとえば、ダイエットには向いてないです。
個別盛りのメリットとデメリット
個別盛りのメリット
料理を個別盛りにすることで、自分の分がはっきりと分かる。
だれに気がねするでもなく、自分のペースで食事ができる。
子育て中の親からしてみれば、子供の食べた分量がひとめでわかる。
子供の好ききらいに対して、すぐに気がつける。
自分の分を食べなくてはいけない、という責任が生じることによって、食べものを残さなくなる。(子供によっては不平不満をあらわにする)
そもそも給食は完全個別盛りですよね。
個別盛りのデメリット
大皿盛りにくらべて手間がかかる。
大皿盛りにくらべたら、どうしても皿数が多くなる。
皿数が多いため、洗いものも多い。
分量が決められているゆえの不満(多いッ、少ないッ)がふき出す場合がある。
料理を小分けにするため、分量が少ないので冷めやすい。
(これって、手間の問題だけだとしたら、大皿盛りは主婦の手抜きかって話ですね)
大皿盛りと個別盛りを使いわける
各自の食べる個数が決まっているものは個別盛り
個別盛りのいちばんのメリットは、自分の食べてよい分量が決まっていることです。
とくに、個数が決まっているものは、個別盛りに向いています。
「何個食べていい?」「何個食べた?」
こんな会話が不要になるのが、個別盛りです。
大皿は各自におまかせ
大皿盛りは「お好きなら山盛り食べてね?」って感じでしょうか。
食卓のまんなかに、ドンと置いて、お好きにどうぞ。
大皿家庭で育った主婦が思いますには
基本、大皿なのですが、食べものは姉弟間に争いごとが起こりやすいので、個別も取り入れています。
まず、個数が決まっているものは、個別の皿に盛ります。平和です。
個別の皿を使うときには、ワンプレートでまとめることが多いです。
そういうときに役立つのが、アルミカップです。
使い捨てになりますけれど、息子の保育園の給食で、汁気のあるものをアルミカップに入れてお皿のすみに置いてあったのをまねしています。
小皿を使ってもいいんですけど、小皿を使うまでもないようなときに、アルミカップが便利です。
夫はわたしとおなじく、大皿家庭に育ったので、個別盛りの食卓を見ると「おっ」という顔をします。
ちょっといろどりを工夫しただけで、夫はうれしいみたいです。
でも、子供には不評なんだなー。
いろどり、すなわち野菜になってしまうからかな。
家族それぞれの分量を加減しつつ、個別盛りにするのって、けっこうむずかしんですよね。
好きなものは大きく、きらいなものはほんのちょっぴり。
子供たちの皿には、つい、そういう盛りかたをしてしまいます。
ではまたー。