お年玉につられて帰省する年じゃないですよ、と。

電話イメージ 実家へ帰省
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先週、田舎の母から電話がありました。

用事があるとき以外、実家から電話はかかってきません。

たとえば、グチとかうわさ話とか、そういうもののために電話をかけてくる母親ではないのです。

 

最近、米と野菜を送ってもらったし、とくに用事はないはず。

40代主婦の脳裏に、実家の両親の健康不安がよぎりました。

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母の思いつき

電話イメージ

わずかな不安を胸に、電話に出ました。

母の声を聞いて、父になにかあったか、と一瞬かんがえてしまったわけですが。

「ちょっと、思いついたんだけどね」

ア、そっちかー。

母の思いつきは、たいていくだらないことだよ、と。

 

ちょっと、状況説明はいります。

今年、わが家はゴールデンウィーク、お盆、と実家に帰省していません。

自動車を捨て活しちゃったんでー、帰らなくてもいいよねって話になったのです。

夫だけは、お盆に自分の実家へ帰省しました。

 

わたしの実家は、まえからいまひとつ帰省に向かない事情があって(両親はわたしたち家族といっしょに食事をしない、実家のお風呂はつかわずに温泉にいって欲しいという母の提案を承諾)、ゴールデンウィークもお盆も帰らなくても、ま、いっか、って流れでした。

わたしだけでも日帰りでお墓参りにいこうかと話したのですが、母が「来るならみんなそろってがいいよ」とかなんとかいうので、「じゃー、行かないね」となったのです。

さらに、米を送ってくれるときの電話で、「自動車がないんじゃあ、お正月もこられないねぇ」「そうだね!」って、話をしたばかりだったのです。

 

さて、そんな母と娘の会話やあれこれがあって、母の思いつき発言です。

「年末は電車に乗って、日帰りで、お年玉でももらいにきたら?」

エ?

いやいやいやいや、行かないから。

お年玉(もちろん、わたしの娘と息子への、です)につられて、ほいほい行かないから。

 

とりあえず、おことわりしまして。

まー、年末までまだ日数があるから、考えておくよとかなんとか、いったかどうかも覚えてないのですが、行かないから。

 

自分軸でぶれない自分だから、お年玉に屈しないー

これはね、乗ってはいけないパターンです。

母の口車に、乗ってはいけない。

 

わたしもね、生まれてこのかた、ずっと母の娘やってるわけね。

これ、乗ってはいかん口車パターンよ。

母都合で動くと、馬鹿を見るぜ、という。

 

他人軸じゃなく、自分軸で動けってこのことだよなッ。

お年玉で人が動くと思ってる母親にはびっくりだぜ。ヒュー

 

母は気分屋である。

まったくあてにできない。

これは、母親でなくても、他人なんてみんなそうだよねー、ってなりますけども。

母にそういわれたから、とほいほい帰省するのは他人軸、他人の都合で動くということ。

 

母は気まぐれ。

ある年末、わたしの孫をふくめて5人の孫がそろったとき、母はこういいました。

「○○ちゃん、お正月になったら、また来てね。お年玉あげるからね」

○○ちゃん、と呼ばれたのは実家の近くに住む孫です。

そして、○○ちゃん以外の孫、帰省していた兄の子供たちとわたしの子供たちはその日に帰る予定でした。

つまり、○○ちゃん以外には、お年玉はあげないよって意味の発言なのね。キャー

 

ま、お年玉って、お正月にいただくものですからね。

年明けに顔を合わせない孫にお年玉をあげない、っていうのはべつにまちがってはいません。

ただ、それを口に出してしまうのが、わたしの母親なんだなー、恥ずかしいことに。

 

恥ずかしい、というのは、その場に夫もいたので、帰りの車中で子供たちが眠ったあとに話題にしたのです。

わたしもびっくりしたけど、夫もびっくりしたっていってました。

それはないわー、ふつういわないわー。

 

そのとき、わが家の子供たちは小さくてお年玉の意味もわかってませんでした。

兄と兄の子供たちはどんな気持ちで聞いたと思う?

でも、だれもひとこともいわないの。

だって、母はそういう人だから。

 

たぶん、そのとき、母はなにかおもしろくないことがあったのだと思います。

兄か、わたしか? 配偶者や子供たち? ???

相手に直接いえないから、そういうことをする。

まわりくどいことをする。

そういう性質があるみたいです。わたしの母。

 

ということなので、「お年玉あげる」でほいほい帰省するわけないだろって話。

母はまわりくどいので、その真意はどこにあるのか考えます。

あらかじめ防御しておく感じです。

相手には期待しない。

 

母の言動にはおどろかされることが多いのです。

だからこそ、振り回されたくないし、かき乱されたくない。

自分軸を持って、ぶれない自分でありたい。

そういうことみたいです。

 

ではまたー。

 

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