女子中学生とバケツ。

バケツイメージ 中学校のこと
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娘、中1女子。

思春期です。

こういうのを思春期というんだな、と。

 

うーん。

えんえんと、グチを聞かされ続けている40代母です。

友達とはなんなのか!?

娘がある意味、女の子にとっての永遠のテーマにたどりついたみたいです。

(※週末に40分以上、娘のグチを聞かされました。以下、そのまとめ)

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娘とバケツ問題

バケツイメージ

女子中学生のグチを聞かされる母親役をしています。

当事者ではないので、いまいち事態が把握できていないのですが。

簡単にいうと、掃除のときにバケツを持ってくるのがいつも娘である、ということなんです。

 

そのことについては、まえに聞かされたグチから知っていました。

娘が掃除の担当している廊下で、娘はいつもバケツを持ってきている、と。

娘がバケツを持ってくる理由は、掃除が遅れて先生に怒られたくないから。

(娘の、中学校生活における行動の原点は、ひたすら先生に怒られたくないから、なのである)

 

そして毎回、娘がバケツを持ってくるようになりました。

べつの用事があって、娘がバケツを持たずに掃除場所の廊下に行ったら「なんでバケツ持ってこないんだよ」といわれた、という。ヒドイヨネ

 

その後、掃除の班が変更になりました。

これでバケツ持ちもなくなるね、よかったね、といっていました。

掃除の班の中には、おなじ部活の女子もいるし、やれやれよかったね、と。

 

ところがどっこい、やっぱり、娘はバケツ当番だというのです。

さいしょにバケツを持ってきた生徒がバケツ当番、という暗黙のルールがあるとでもいうのでしょうか?

 

掃除場所が替わっても、やはり娘は、だれもバケツを取りに行かないので、バケツを持ってきてしまったのです。あーあ。

(だからあれほど、自分からバケツを取りに行くな、といったのに)

おなじ部活動の女子は手伝ってくれない。

たまに、おなじ掃除班の女子(優等生っぽい)が、持ち帰るときだけ手伝ってくれることがあるのだ、という。

 

娘のかよう中学校の掃除の仕方というのは、分業制で、掃く人、床をふく人、黒板、窓などで分かれているのだそうです。

娘は床をふく人グループです。

しかも、床をふく人には、1人あたり2列という割り当てがあって、そうすると、2列があまるから、その4列は早く終わった子がふいている、と。

娘はいわなかったけど、その4列もだいたい娘がふいているんじゃないのかな、って気がします。

割りふるなら、さいごのひとマスまで、きっちり割りふれよ、と思います。

 

なんだろー、掃除の分業制、ふく列のノルマを割り当てる、そういうことまでしているのに、バケツ当番はいないのです。

それって、順番で持ってこよーね、っていう考えかたからじゃないのかな?

それがスコーンと抜けて、固定のバケツ当番?

バケツが1個から2個に増えていた!

しかも、掃除場所が替わって教室になってから、娘の運ぶバケツが1個から2個に増えていたんですね。

水を入れたバケツを2個、両手にぶら下げた女子生徒を、手伝う生徒がだれもいないんだって。

びっくりですよ。

 

えーと、まってまって。

おなじ掃除の班に、おなじ部活の女子がいるんだよね?

しかもその子、リーダーなんだよね?

それで、娘が毎回バケツ2個持ってきてるのに、なーんもいわないの?

 

わたしが思いつくのは、こんなことです。

おなじ部活の女子(リーダー)が娘を手伝う。

リーダーが「女子がバケツ1個持ってきたんだから、男子もバケツ1個持ってきてよ」という。

リーダーが「バケツは順番制にしよう」と提案する。

(そういうことを娘がいえばいいのだが、娘はいえないという)

やりかたはいくらでもあるよね?

リーダーは男まさりの正義感の強い女子だっていってなかったっけー?

 

娘はリーダーであるおなじ部活の女子を、友達と呼んでいるんですよね。

とっても仲のいい友達ほどじゃないけど、ふつうに話せる友達、というのかな?

娘の感覚だと、友達。

友達だったら、持つよ

わたし、目のまえで友達が両手にバケツを2個も持ってたら、片方持つよ。

40代母は、友達の顔を思い浮かべていました。

きらいな生徒がバケツ2個持ちだったら、そのまま通り過ぎるとしてもー。

 

自分の友達だったら、声かけてバケツを持つよ。

重い荷物を半分こするよ。

友達にたいしては、そうするよ。

そんな話を娘にしました。

 

「友達だったら、持つ?」

 

中1の娘が涙を浮かべて、いうわけです。

「持つよ」40代母は答えました。

だって、たかがバケツじゃないですか。持ちますよ。

 

娘は「じゃあ、友達じゃないのかなあ」とうるうる涙目です。

それは、娘の考え方、人との関わりかただと思うし、答えられないんですけどぉおおぉ。ヤメテー

まー、少なくとも、娘から「手伝ってよ」といえない時点で、その関係はどーなの。

 

娘は、いちばん親しい友達の○○ちゃんだとしても、バケツは持ってくれないと思う、といっていました。

別のクラスで掃除していたら、そりゃ無理でしょう。

でも、自分の手があいていて、毎日、自分の友達がバケツを2個持って歩いていたら、教室の入り口まで持っていく感覚が、40代主婦です。

「なに、これ、罰ゲーム? 毎日、運ばされてるじゃん、ヒデェ」とかいいながら、手伝うよ。

 

いちばん親しい友達の○○ちゃんだとしても、手伝ってはくれないだろう、といってしまう娘は、自分もまた手伝わない側である、ということなのかもしれないー。

「手伝って」といえば手伝ってくれるのか?

とりあえず、いまの状況がいやならば、いうだけいえばいいのに。

そして、もうバケツを運ばなければいいのに。←それができないというのだ、娘は。

 

うーん。

友達どうこうはべつとして。

自分から「手伝って」ともいわず。

「順番制にしようよ」ともいわず。

ただ、だまって、バケツを持ってきて、心にぐるぐるうずまいている。

ひとこと言葉にしたら、事態が変わるんじゃないのかね。

娘は、だれかにに察してほしくて、察してもらえなくて「あのクラスは思いやりがない」といっているみたいです。

エスパーか、と。

 

まー、そんな感じかなー。

わが家の、女子中学生。

 

ではまたー。

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