小4息子は、ぬいぐるみ男子です。
7月あたりから、小4息子はなんとなく、ふたたびぬいぐるみと眠るようになったのでした。
それは、おそらく不安から。
夜に、ちょっと大きな地震があって、そのとき、新聞にまた近いうちに大きい地震があるかも説が書いてあって、そんなことを小4息子に話したりして。
それで、だと思います。
首都圏住まいなので、首都圏直下型地震がくるくるいわれている、と知った小4息子はますます不安になったぽいんです、よね。
※以下、夫相手にしか話すことのできない、ぬいぐるみ男子によるぬいぐるみの家庭内アイドル活動について、です。
パンクマ、アイドル活動
これが、ぬいぐるみだけどアイドル活動をしているパンクマさんです。
わが家の、ごく内輪の話なわけですが。
小4息子には5歳時の誕生日プレゼントのリラックマがいます。
そのリラックマは、パンダの着ぐるみを着ているから「パンクマ」と呼ばれています。
そのパンクマさんが、この夏、アイドル活動を始めたんですよ。
さいきんだとパンクマさんは、監督をしていたんですよね。
監督をしていて、ほかのぬいぐるみたちみんなに飛びげりをかましていました。
小学校が夏休みに入ってからは、パンクマさんはこんせんくんカーに乗って行商というんですかね、個人宅にいろいろなモノを売り歩く活動をしていました。
(という、ぬいぐるみ遊びを小4男子がおこなっているわけですなぁ)
そして、ある日の晩から、パンクマさんのアイドル活動が始まったのです。
パンクマさんのアイドル活動の中心は、握手会です。
パンクマさんはファンのみんなと握手をして、ちょっとだけお話をします。
「ふぅ」
「つかれたな」
と、パンクマさんは近所のカフェで、パンとコーヒーで休憩をします。
「もぐもぐ、もぐもぐ」
そんな様子をカフェのバイトさんが見ていて、「かわいい~」「でもお仕事だからサインはもらえない~」ともだえています。
そんなのどかなパンクマさんのアイドル生活に、パパラッチが登場します。
でも小4息子はパパッチを知らないので、勝手に写真を撮ってアイドル記事を書く記者みたいな存在です。
(40代母担当)「パシャパシャ、パシャパシャ」
(小4息子担当)「やめてくださいー」←パンクマさん
カフェの階段から転げ落ちたところをスクープされたパンクマさんは、「どじっ子アイドル・パンクマさん!!」のタイトルで表紙をかざります。
そんなやりとりをえんえんと30分くらい続けてから、眠ります。
というか、途中でわたしがうとうとしちゃって、そうすると小4息子が「じゃ、消すね」といってリモコンで電気を消してくれます。
この30分から1時間にもわたる、寝るまえのパンクマさんのアイドル活動。
小4息子のこころの平穏のために、役立っているのでしょうか。
握手会から始まったパンクマさんのアイドル活動は、宇宙にまで活動範囲が広がり、人類を救い、さいきんはラジオ出演を果たしました。
CM出演をきっかけにCDデビューも決まっています。
というところまで、パンクマさんのアイドル活動妄想がつづいています。
パンクマさん担当は小4息子です。
それ以外のモブというんですか、事務所の人とかパパラッチとか、CM監督とか通りすがりのファンの人とか、基本的に40代母の担当なのね。
寝るまえのひと仕事、なんですよね。
そして相手は、小4男子なんだよ、という。
このなんともいえない、40代母の複雑な胸のうち、ですよ。
ではまたー。