マクロビオティックって、意識高い系の人々が実践しているイメージがあって。
自分のような者には縁遠い、興味のない、関係のない食生活だと思っておりました。
しかし、グルテンフリーをつづけて、体質改善を実感して、自分の口から入ってくるモノ (いや、実際には自分の口に入れるモノ) に対して、もっと考えたいと思って、好奇心から『久司道夫のマクロビオティック入門編』(著・久司道夫)を読んでみたのです。
そして、目を見張る衝撃の事実が!!
マクロビオティックの目的は、世界平和だったんだよ!!!! ←マジで
40代主婦の妄想的な曲解ではなくて、ほんとうにそう書いてあるのです。
人間性をよくする方法としてのマクロビオティック

かいつまんでいうとー。
世界の平和のためには世界政府があるといいよねー、でも世界政府っていっても、強引に作ってもしょーがないよねー、みんなが賛成するかたちで世界政府をつくるには、おたがいの違いを認め合う寛容さが必要だし、世界平和を望む気持ちも必要だし、すべての人がすべての人を愛するようにならないといかんよねー。
そしたら、世界中の人々の人間性がよくならないと不可能だよ、と行きつきました。←久司道夫さんが
では、どうしたら人間性をよくできるのだろうか? となって。
久司道夫さんは、当時の世界の知性といわれていた人々に教えを受けようと会いに行ったり、手紙を書いたりしました。
しかし、表現はちがえども、みな一様に「人間性をよくする方法はわからない」というのです。
そこで久司道夫さんは考えます。
わかったことは、人間は環境によって作られるということでした。
受けとる環境によって人が作られるとしたら、人間性をよくするためには、なにを受けとるかを選択することになります。
食生活は変えられる、自由な選択ができる

久司道夫さんは、人が受け取るもののうち、「本当に自由な選択をできるものは食べ物だけ」(P.164)と書いているのですが、食べ物を自由に選択できるかどうかも環境によるよね?
環境が食べものの自由選択をはばむ場合、あるよね? と思いつつ。
食べものを変えることによって、人間性をよくして、ゆくゆくは世界平和!
それが、久司道夫さんのマクロビオティック(クシマクロビオティック)の精神でした。
と、40代主婦は理解したのですが。
さいしょはすごくトンデモな印象を受けておどろきましたが、おそらくマクロビオティックによる健康と美は、客寄せパンダ的なもので、真の狙いは世界平和だったのかッ、という。
なんともいえない、深いこころざしに感銘を受けた40代主婦です。
久司道夫さんは太平洋戦争を体験していて、そういう時代を経ての平和思想、世界平和なのです。
また、そういう時代の人の書く著作には、つぎの世代への叱咤激励というか、希望というか、こちらとしてはなんともおもはゆい言葉が書いてあったりします。
とはいうものの、自分で変えられること、選択できること、としての食生活の改善はありだなー、と思いました。
ではまたー。