そもそも、小5息子はナイーブ!
繊細すぎるから、あつかいがむずかしいというか、息子の顔色を見ながら手加減しなければならない毎日をすごしています。
たぶん、きっと、HSC(ハイリーセンシティブチャイルド)です。
だから、わたしのいい方に非があるとしてもさ、ふつうこのていどで泣くか? という状況で泣かれちゃって、しかも、ウワーッ、とか、ギャンギャン泣くんじゃなくて、顔をゆがめたかと思うと目に涙があふれて、しずかにティッシュペーパーに手をのばし、目元をおさえ、スッと隣室に去っていく。ヤメテ
そういう泣き方される40代母の身にもなってみろ、と思わんでもないです。
隣室からは、ときおり鼻をかむ音が聞こえてきます。←やめてー
自己嫌悪におちいる40代母。
夏休みの朝、小5息子が泣いた理由
40代母「そんなときは声かけしてほしい」
状況
冷蔵庫を開けて食べものを出し入れしているわたしの右わき下から、小5息子が手をのばして、冷蔵庫のドアポケットの麦茶をとった。
小5息子の動きに、わたしがおどろいた。
こういう場合に「ちょっといい?」「麦茶とらせて」というような、声かけをして欲しい、と小5息子に伝えました。
小5息子、いつものようにはっきりした返事をしません。
こういうことは、家族間でなぁなぁにしておくと、よそでもおなじことをしてしまう、と思った40代母は小5息子に、「こういう場合には、おどろいてしまうから声かけをして欲しい」と伝えました。
「わきの下から手が伸びてきたら、びっくりするよね?」
それはわかるらしい、笑ってうなづく小5息子。
ま、ここでとめておけば、小5息子は泣きませんでしたよ。
そこでわたしがさらに念を押す、「家族どうしだったらいいよ、いま、家にいるのはけけくんだし、だれの手ってわかるから。でも、よそでおなじことはできないよ。ちゃんと、声かけをするんだよ」
というような。
あー、そもそも、わたしが考える前提がずれているかなァ。
だって、小5息子はたぶん、よそではだれかのわきの下から手をのばしてモノをとるなんてことは、しないもん、できないもん。
そもそも、母親だったらわきの下からニュッと子供の手が伸びてきたくらいで、ネチネチいらんことをいわないのかもしれない。
コラッ、といっておしまいなのかもしれない、そのあたりの自分の感覚がおかしいのかもしれない。
とネチネチ考えているところが、やっぱりまずい、のかもしれない。
と、ぐるぐるするのも夏休みのせいかもしれない。グルグル
40代母が考えた、泣いた理由???
- 話がしつこかったので、(そんなにいわないでよ)と泣いた。
- よそでは声かけするんだよ、といわれたから(そんなのできないよ)と泣いた。
- 声かけできない(ぼくはダメな子)と思って泣いた。
- 忍者っぽい動きをしただけなのに理解されず、しかられたので泣いた。
小5息子はイイコ、わるいことはしなくて、きまりも守るし、キチンとしているし、だから、おこられることなんてないハズ。
おこられることなんてないハズ、なのに、おこられたので、泣く。
こんなに気をつけているのに、おこられてしまった、しょぼん、泣く。
ふだんから、言葉で伝えるのはたいせつなことだよ、いわなきゃわからないよ、っていっているんだしさ。
なにもごはん食べるときにいわなくてもよかったよな、とひとりテーブルに取り残されて、隣室からもれるすすり泣きを聞かされながら朝ごはんを食べた40代母です。
おかげさまで、朝っぱらからどんよりしておる。
高1娘が小さいときは、わたしももっとエキサイティングにしかりました。
はっきりした口調と怒った顔で、しかりました。
高1娘の場合は、しかられて泣く→オシッコってなって、しかりながら、娘の足元をハラハラしながら見なければならない時期がありました。
息子の場合は、しかる顔をしただけで泣きそうになっていました。
「めっ」というだけで、十分ききめがありました。
だから、しかるといってもこれはよくないよ、という確認の作業みたいな。
だって、けけくん、これはわるかったなァ、ってわかっているよねェ。
ただなァ、なにもいわずともいいよ、わかってるよって感じの関係は、親子だから、家族だから、なんだよ。
高1娘ですら、いまとなっては、小5息子のモジモジを「しょーがねーなー」って感じで受け入れています。
でも、それって、外じゃ通用しないだろ? だいじょうぶか?
いつか君は、社会に出るのだろう? だいじょうぶか?
けけくん、だいじょうぶか?
という40代母の不安が「うちではいいけどさー、よそではちゃんと声に出していうんだよ」みたいないい方になってしまうわけですよ。
そして、小5息子はシクシク泣いてしまうわけですよ。
夏休みだから
まー、そんなあれこれも、夏休みで、朝から晩までずっと小5息子とともに過ごしているからかもしれないし。
ずっと一緒にいると、小5息子のしゃべらなさがカチンとくることがあるあるある。
たしかに、40代母は察することができる。
しかし、わたしがあれこれ察してしまっては、小5息子はますますしゃべらなくなる、と思って、あれこれいわせようとする、のを察して小5息子が40代母の期待にこたえようとしてがんばる、いっしょうけんめいがんばるよ、がんば……る、シク、シクシクシク。
というような、考えすぎてよくわからなくなってくる夏です。
そして、さいきんの、たぶんお気に入りのけけスタイルは、カーテンの中に体育すわり(三角すわり)して3DS をたのしむこと。
カーテンのすそから、足のすねが出ている状態です。
部屋のすみっこに、そんな存在がいる。
そんな存在を目のはしにとらえつつ、落ちついて作業できるか?
わたしはできない。
ときどき、ごきげんな鼻歌が聞こえたりする。
そして、40代母はごきげんではない。
そういうわけだな。フー
ではまたー。