先週、学年保護者会に出席して、いちばん衝撃を受けたのはタイトル通りです。
クレジットカードの保管には気をつけてください、という話をされました。
たとえば、子供が財布からお金を抜きとるとしても、財布の中にある金額までですよね。
それに、ふつう、ばれないように少額を抜きとるのがお約束、と思うのです。
しかし、クレジットカードの場合は……、先生が実例としてあげた金額が想像を超えていて、いやいや、中学生がいったいなにをそんなに買うの?
ほんとうに?
ゲーム課金の話ではなくて?
と、時代の移り変わりを思い知った学年保護者会でした。
キャッシュレスの時代、だから

中1息子の学年保護者会に参加してきました。
学年保護者会は、開放的に扉や窓を開けた体育館で、イスとイスにあいだをあけたコロナ仕様です。
ま、2人目ですし。
出席しなくてもよかったんですけど、5年もたつと激変するのがちかごろの子育て事情であり、学校関連のあれやこれやです。
そんなわけで、出席しました学年保護者会。
現在高3の娘の時代にはなかったなー、という注意事項として、子供が親のクレジットカードを使って楽天、アマゾンで買い物をするという話がありました。
しかも、その金額が80万、100万だ、というのです。
スマホ、SNS等の、いまどきのネットのトラブルを担当した先生がいうには、その金額です。
ゲームの課金、とはいわず、楽天、アマゾンでの買い物といったんですよね。
中学生が、いったいそんなになにを買うのー?
カードの支払いということは、1ヶ月分の請求額で気がつく、と思うんですよね。
それとも、数ヶ月たって、口座がからっぽになって、引き落としができなくなってから、親が気がついたパターンなのでしょうか。
いずれにせよ、コワイ、コワすぎる、と思いました。
クレジットカードって、子供にしてみたら、不思議な仕組み、ですよね。
目に見えて減っていくものもなく……。
幼い子供って、レジで1万円札を支払った大人が、おつりを受け取ったときに、「お金が増えた」と思うそうです。
つまり、クレジットカードの場合はー。
いまどきのレジのおもちゃには、バーコードリーダーがついており、ピピッとお買い物をして、クレジットカードでお支払いができます。
娘の時代にすら、そうでした。
レジのおもちゃって、お金のやりとりが醍醐味だと思うのですが、キャッシュレス決済しちゃったら、お金のやりとりはないし、遊びとして、あとで手持ちのお金で支払うなんてやりそうにありません。
このあたり、いまどきの現役のお子様方はどのようにたのしんでおられるのか、興味があります。
ちゃんと、あとでまとめて手持ちのお金で支払っているかな?
これをおぼえないと、クレジットカードって魔法のカードじゃないですかー。
クレジットカードと子供
学年保護者会のあと、子供のクレジットカード無断使用コワイー、となったアラフィフ保護者です。
保護者会での恐怖クレカ話が記憶にあたらしいころ、レジでこんな光景を見ました。
背が高いけど、高校生くらいだな、とわかるあきらかに未成年の男子がクレジットカードで買い物をしようとしていました。
そこは文房具売り場、有人レジです。
すると、その未成年の男子は店員さんにクレジットカードの使用をことわられたのです。
大人でなければ使えないこと、全国どの店舗でもおなじ対応をする、このカードの持ち主は近くにいないのか等々、店員さんはきっぱりとした態度で、その未成年男子のクレジットカード利用をことわりました。
その未成年男子は、カードの持ち主は駐車場にいる、という話をしていました。
ありそうな話です。
買い物の帰りに、子供が買い忘れたものを思い出す、親は自分のクレジットカードをわたして、自分は駐車場にむかう。
これがセルフレジなら、その未成年男子でもクレジットカードで買い物ができてしまったのでしょうか?
たぶん、その未成年男子はいままでにセルフレジで保護者のクレジットカードを使った経験があって、それではじめての有人レジで注意されておどろいたのではないかな、と思いました。
そのお店には、食品売り場にのみセルフレジがあります。
クレジットカードとネット
現在高3の娘が中学校に入学したとき、さいしょの学年保護者会で、ある動画を見ました。
それは、ネットでのトラブルをまとめた動画でした。
当時でも、SNSでの友人間トラブル、親のクレジットカード無断使用をあつかっていました。
でもちょっと、今回の話の内容とはちがいました。
5年前にあつかわれていたSNS(ぶっちゃけLINEと思われる)のトラブルは、友人同士でつくったグループでいさかいがおこって、ある1人をのぞいてこっそりべつのグループをつくって仲間はずれにしてしまう、という内容でした。
しかし、今年の先生からの話では、SNSでの悪口、そこからの不登校が近隣の学校でも起こっている話がありました。
それから、SNSで友達に裸の写真をおくって、トラブルになった話も。
どうやら性的な相談などから、裸の写真をおくって……という話でした。
いまどきはかんたんに自分の裸の写真が撮れるし、写真って、口で説明するよりもわかりやすいですよね。
たとえ友達同士でも、写真はまずいよ、気がついてー。
5年前の子供のクレジットカード無断使用例は、こんなストーリー展開でした。
性に興味をもった中学生男子がいけないサイトにアクセス!
サイトからの高額請求!
どうしよう!
友達に相談!
友達が「いい方法がある……」と教える。
深夜、家族が寝静まったころに、中学生男子がこっそり親の財布からクレジットカードを抜きとって……。
「あんた、なにやってんの!」
すべてを白状する男子中学生……、親からの厳重注意。
5年もたつと、子供とスマホ、子供とネット、子供とキャッシュレス、そんな時代の移り変わりで、トラブルの内容も変わってくるんだなー、と。
そんなことを感じさせられた、学年保護者会でした。
なお、当日の保護者の挙手によれば、子供のスマホ保有率は6割という結果。
娘のときは5割に満たなかった、と記憶しています。
2人目だから欠席でいいかな、と思ったけれど、そういう変化を知る機会として有益な学年保護者会でした。
ではまたー。