毎晩、小学2年生の息子に、語り聞かせをしている40代主婦です。
もちろん、夜ごとに語る話のストックなどあるはずもなく、即興で語っています。
くまのむらから、かめくんの話にシフトチェンジしたこのごろ、もう、カメネタも尽きました。
いや、ネタがないのはさいしょからなんだよ。
それをね、まいばんまいばん、どうにかこうにか、話をつくって、語り聞かせをしているのね。
桃太郎をリメイクとか、かぐや姫をリスペクトとか、そんなあこぎなことはしてないの、浦島太郎すら出てこないし、竜宮城なんておくびにも出さないからね。
ほんとうに、そぼくなむらに、じみにくらしている、かめくんの日常なのです。
かめくんがこうらをなくした話
かめくんの話の、おもな登場人物
- かめくん
- みみずくん
- うさぎどん
- くまどん
- ねずみおばさん
だいたいこんな感じです。
そして今月、ある晩にわたしは「あるひ、かめくんがこうらをなくしたときの話なんだけど」と息子に話しはじめました。
すると息子が「かめのこうらはとれないよね」とヘリクツ(正論)をいい出したのです。
そんなことは、母も知っている、しかし、創作の世界ではそういうこともあるのだ、ということを息子にいってきかせるのもめんどうなことなので、とにかく、かめくんのこうらがとれてしまって、みみずくんやうさぎどんやくまどんやねずみおばさんをおどろかせるって話だったんだけど、息子からの抗議がうるさく、じゃーもーいいよーってなって、とうとつに、かめくんとみみずくんが海辺にいると、波の上になにかが光っていると思ったら、それがかめくんのこうらだった!! という衝撃の結末をつけて、さらに、息子の抗議をうけて、かめのこうらがはずれるわけないから、これはかめくんの夢でした、というユメオチにしたら、「ゆめはお話じゃないから、もうひとつおはなしして」と息子にいわれて、ぐぬぬぬ、となってしまった40代主婦ですが。(←この長い一文が、まえふりです。前提です)
ぬいぐるみの、ウミガメのこうらがはずれる
夏休みの某日、家族4人で出かけた水族館の、おみやげもの売り場で見た、ウミガメのぬいぐるみが、なんと。
なぜか、こうらがはずれる仕様なのです。
このしかけを見たときの、わたしたち親子(わたしと息子限定)の衝撃ときたら!!
「かめくんのこうらがはずれた!」
(ぬいぐるみはウミガメだけど)
水族館のおみやげ屋さんには、ウミガメのぬいぐるみとミドリガメのぬいぐるみがありました。
ウミガメはこうらがはずれる構造になっていました。
しかし、ミドリガメはこうらがはずれる仕様になっていませんでした。
息子はなやみ、ウミガメのぬいぐるみをえらびました。
(カメのノブユキくん←どうしてこういう名前なのか不明。いろんな水族館で売られているらしい)
こうして、息子はジンベイザメとウミガメのぬいぐるみを手に入れたのです。
息子のかめくん物語はますます発展していくことと思います。
ではまたー。