夫がひとり暮らしをはじめてから20数年。
ずっと持ちつづけていたものがあります。
わたしと出会ったときから、それはそこにありました。
いやー、なくていいよね、それじゃなくていいよね、すくなくとも、その色じゃなくてよくね?
そう思えたのが、今年。
わが家の洗面台の風景にとけこんでいて、疑問に思わなかった日々こそ、どうかしていた気がします。
夫の実家にもまったくおなじものがあるんだぜ、と
思えば、いちばん最初はコップとして、洗面台に置かれていたのでした。
いつのまにか、ただのもの立てになっていました。
なぜならば、歯磨き用コップはわたしがべつのものを買ってきたからじゃないですか!
ならば、なぜ、そのときに処分しなかったのか?
もう、むかしのことすぎて覚えていません。
でもやっぱり、捨てると夫におこられるからかなー、と思います。
夫はものが捨てられない人で、むかしはいま以上に捨てられませんでした。
つかえるものを捨てるという発想がないのです。
いや、なかったのです、かな、いまは夫も変わりました。
それで、夫との衝突を避けるために、わたしは夫が実家から持ってきた赤いコップを捨てずにいた、ということです。
末っ子だからね、人間同士の衝突を避けるのはうまいよ。
冷静にものを見つめて、考えるんだー
きったなーい。
きたないので中心からずらして置きました。
いまとなっては、ふつうに洗っても取れないよごれです。
いいよね、もういいよね、捨てていいよね?
なぜ捨てられなかったのか、といったら、夫のものだから。
しかし、考えてみるんだ、夫はただ実家から持たされたものをつかっているだけなんだよ、こわれないから、ずっと、ずっと、一生だ、無頓着なんだー。
ということで、交換してみることにしました。
ちょっと、大きいのですが、ダイソーで買ってきました。
そもそも赤いコップの中に入っていたものというのがー。
- 夫のT字型ひげそり
- 夫の鼻毛切はさみ
- 妻の毛抜き
- 妻の眉毛ハサミ
- 妻の眉毛ブラシ
わたしのもののほうが多かったー、という。
しかも、あらためて考えると、夫のものはともかく、わたしのものはそこに置いておく必要がないんですよね。
そうかといって、ほかに置いておく場所がなくて、とりあえず置いていたわけですが。ウーン
いまのわたしは化粧品ぽいものを持ってなくて、化粧用ポーチもないからなのですが。ウーン
あらたに考えるべきことが出てきました。
まったくおなじ型の洗面台をつかっているご家族は、いったいどんなものの置き方をしているのか見てみたいものです。
ではまたー。