2011年に大きな地震があって。
当時、娘は小学2年生、息子は3歳でした。
地震が起こってから10日もたたないうちだったと思います。
夢を見ました。
手をつなげない
子供たちと逃げまどう夢です。
子供たちは近くにいて、手をつなぎたいのだけれど、わたしの手は荷物でふさがっています。
夫がわたしにいいました。
「そんなに持っていたら、子供と手をつなげない」
はっとして、目を覚ましました。
はずかしかった。
子供とつなぐための手が、荷物でふさがっている自分。
現実でもそうだな、と妙に納得したのです。
部屋をふさいでいる荷物をどうにかしたい、と思っていた日々。
震災後の不安。
夢はときどきピンポイントですごいところを突いてきます。
いまの自分にとってのたいせつなもの。
たいせつなものはずっとおなじじゃない。
おなじじゃなくていい。
日々、かわっていってもいい。
そんな気持ちで。
ではまたー。