今年の春に中学1年生になった娘には、かならずスマホが必要になる、と思っていました。
いつからそう考えていたのだろう、と思い返すに、やはり周りの母親の言葉です。
それは、任天堂3DSを考えたときに、似ています。
こうして母親は子供に任天堂DS(当時)を買うことにした
娘が幼稚園にかよっていたときのことです。
小学3年生の息子を持つ母親がいいました。
「○○くんはDS持ってないから遊ばない」っていわれてるの、目のまえで見ちゃったんだよね。さすがにかわいそうになって……。
それで、息子さんに任天堂DSを買ってあげたそうです。
また、べつの母親はこのようにお悩みでした。
○○がね、DS以外欲しくないっていうの。誕生日になにが欲しい? って聞いたら、DS。クリスマスになにが欲しい? って聞いても、DS。DS以外は欲しくないんだって。
けっきょく、買ってあげた、買うしかなかった、という話でした。
スマホもねー、けっきょく、だいたいはそんなことなんじゃないかと思います。
少数派は多数派には勝てないんだなー、というような。
9:1の割合で、スマホを持っていなかったのは自分だけという状況
以前もこのブログで書いたことですが。
あるPTA役員さんから聞いたお話に「(春休みに某テーマパークにいったら)俺以外みんなスマホ持ってた」という息子さんの言葉を聞いて、これは買うしかないのか、って思った。
というのがありまして。
これが去年2015年の春休み、3月のできごと。
話中の息子さんは当時、小学校を卒業して、これから中学に入学する時期です。
そのときのテーマパーク参加者は、男女合わせて10名と聞いています。
9:1の割合だったわけです。
この状況、子供にはきっついでしょ。
わたしは小学校のPTA役員になったからケータイを持ちました
わたしがケータイを持ったのは、娘が小学校に入学して、PTA役員になったからです。
だって、ぜったい、PTA役員の連絡にはケータイのメールを使いますよね?
そう思って、1回目の役員会のまえにケータイの契約をすませておきました。
2010年5月のことです。
役員会では、当然のようにメアドの交換がおこなわれました。
やっぱり、ケータイを契約しておいて正解だった、と夫に話しました。
あの雰囲気のなかで「ケータイ持ってません」なんていえない。
わたしがケータイを持っていなかった頃の気まずい日々の回想編
つまり、わたしは娘が3年間幼稚園にかよっているあいだ、ケータイを持っていませんでした。
不便だったのはバス停のママたち7人です。←7:1
まず、驚かれました。
それから、どうしよう、という顔をされました。
これが2007年くらいの、ケータイを持ってない30代子持ち主婦に対する反応。
(かげでどんなやりとりがあったかなんて知ったこっちゃないッス)
それから数か月後、バス停ママのひとりから、わたしは思いがけない言葉を投げかけられたのです。
「ほんとうは(ケータイを)持ってたりして」
わたしにはケータイを持たないことの気楽さがあったのですが、バス停ママにしてみたら、ひとりだけケータイメールが使えないめんどうな存在だったわけです。
まー、わかります。
だからといって、ケータイは強制できないわけです。
それぞれのご家庭の事情もありますからね。
学校だって保護者がケータイやスマホを持っていることを前提にしてますよね?
でもいまどきは、学校だって、保護者が携帯電話を持っていることを前提にしてます。
息子のかよう小学校では、むかしながらの緊急連絡網はなくなり、携帯連絡メールになりました。
緊急連絡網がなくなり、携帯連絡メールになったのは娘が4年生のときでした。
3年まえ(2013年)です。
携帯連絡メールですから、保護者はケータイ、スマホのメールアドレスを登録していると思います。
でも、なかには学校から電話連絡をしているご家庭が数件あるそうです。
息子のかよう小学校の生徒数は600人強、家庭数で考えると500人弱くらいになるのかどうか。
そのうちの数件のご家庭は、メールアドレスを所持していない?
もちろん、ケータイ、スマホ、タブレットは利用しているけれど、学校には伝えたくない、と考えているご家庭もあるかもしれない。
携帯連絡メールの個人情報をー、某市とベ○ッセがー、強固なセキュリティーとかなんとかでー、目的以外には使わないとかー。
そんなので、「安心してくださいね」といっているわけだから。
ベ○ッセかー、と皮肉に笑った保護者はわたしだけじゃないと思うし。
横道にそれますが、うちも図書カード500円分いただきましたわ。
娘が中学に入学する数ヵ月前に、またダイレクトメールが届きはじめて、茫然としましたわ。
電話したら名簿から消してなかったらしいですよね、おどろきですわ。
中学入学前後、電話に訪問、ねらい打ちされてるのがひしひしと感じられましたわ。
それはさておき。
自分はいらなくても、相手のために持たされているようなもの
もう、ケータイやスマホ持ってないと自分はともかく、相手(われわれが生活するうえでさまざまにかかわりあう公私の人々)がこまってしまうのが、現代社会なのですわーわーわー。
PTA役員の連絡がいまやLINEの場合もあるので、ガラケーじゃだめで、スマホ一択なのかなって思います。
もう、幼稚園、保育園での保護者同士のやりとりがふつうにLINEでおこなわれているのね。
それがそのまま小学校に入ってきて、PTA役員の連絡がLINEでおこなわれる、みたいな。
若い世代のパパママはそんな感じじゃないですかね。
そこで、娘のスマホに立ちかえって考えてみますと、スマホやむなしです。
いや、娘自身は持たなくてもいいかもしれないけれど、周囲とのおつきあいを考えたときに、必要なのね。
わたし自身が、娘の小学校入学を機に、ケータイを持ったみたいに。
なんか、もう、まわりがそんななの。
だって、みんな、持ってるでしょ?
持ってなかったときのわたしが、うざい存在でしたよねー、ねー、ねー?
娘にスマホをもたせた理由は友人との連絡用です
当初のわたしの計画では、娘にFREETELのスマホ(Priori3 LTE)をわたす予定でした。
データSIMで、つかった分だけ自分のおこづかいから支払うという自己責任。
でも、LINEって携帯番号が必要で。
抜け道もあるらしいですけど。
(わたしは家電の番号を使いました~)
さらに万が一の電話手段を、女子中学生には持たせておきたい、と思って。
けっきょく、娘は楽天モバイルのLiquid Z330をベーシックプランで持つことになりました。
ベーシックプランは定額で、200kbpsという安心の遅さ。
LINEとツムツムでよろこんでいる娘には十分です。
で、じっさいのところ、中1の娘がスマホ中毒になるには、もうすこし友達が増える必要があると思います。
いま、娘のLINE友達は、わたしとAちゃんだけです。←たぶんね。のぞいてないからッ
LINEの友達登録が増えると、それにともなってトラブルが発生するかもしれません。
ま、友情にトラブルはつきものだよねー。
傷つかない青春なんてありはしないんだよ。
ではまたー。
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