ども、賃貸暮らしの4人家族です。
賃貸暮らしというのは、いつかマイホームを買うまでの辛抱期間的なとらえ方をされている場合があると知った40代主婦です。
いま暮らしている場所というのが、超マイホーム的な土地柄で、この地名をいうと「家を建てたのね」っていわれるらしいです。
わたしはいわれたことがないのですが、夫は会社の人にいわれた、一回だけいわれた、といっていました。
そういう場所に、かれこれ15年以上、賃貸暮らしをしております。
さて、わたしの実家はややこしいのですが、生家には両親が暮らしています。
そして両親と兄のひとりがローンを組んで建てた家には、兄の家族が暮らしています。
そういう前提がありまして。
お金がないのに家を建ててしまうってこわいよね
実家で家を新築する話が出たとき、父は退職済み、母は60歳を超えて仕事をつづけていました。
なので、親子ローンは母と兄の名義になっているらしいのです。
そのくらいのことは、わたしも聞いているのですが、家の名義がどうなっているのかは知りません。
だって、わたしは実家を出た身ですから。
それで、当然のことながら、その親子ローンを、母は年金暮らしになっても払いつづけています。
繰り上げ返済しているらしいですけどもー。
家を建てるというのは、母の夢だったんですね。
ずっとせまいボロ家に住んでいて、途中で増築はしたものの。
あー、そうそう、実家は借地です。
借地に家を建てているから、更地にして、なにもない状態にもどしてから土地を返す契約なのだと聞いています。
だから母は、土地と家と両方、子供に相続させられるものを残したかったみたいです。たぶん。
これは母の生い立ちから考えられることですけれども。
そういうつよい思いがあって、家を建ててしまったんですね。執念ですねー。
だって、母が働いているうちじゃないと、ローンが組めないから。
母は、そういう人です。
頭金があったかどうかすら、わかりません。
たぶん、なかったんじゃないかな。
いや、かくじつに頭金はありませんでした。
だって、理解しがたい話を聞いていますから。
貸すほうも貸すほうだと思う話
わたしが聞いた話では、両親(というか母と兄のローンだけど、実質両親が払っているらしいローン)は3,000万円の家を建てました。
これも、なりゆきを聞くとどうかと思うんですけどー。
父が設計しちゃいました。ウワー
ちょっと腕におぼえがあるものですから、父が設計してしまったんですね。ウワワー
結果、2,500万円の予定が3,000万円になりました。
どうやら大きすぎたみたいです。ハッハー
2,500円が3,000円になるのとはちがうんだからさー、もうちょっとどうにかならなかったのか。
だって、頭金ないんですよ。
それどころか、2,500万円までしかお金を貸してもらえなかったらしいんです。
で、そのはみ出た分の500万円をどうしたかというと、わたしには理解しがたいのですが、土地を紹介してくれた不動産屋さんの某さんが貸してくれたというのです。
なんで?
某さんは退職することが決まっていて、さいごの仕事だったから、退職金から500万円を貸してくれた、というのです。???
ほんと?
そんなことってあるの?
聞いた話では「お金を借りられるというから家を建てることにした、でも借りられなかった、どうしてくれる?」みたいなやりとりがあったみたい、なんですけど。
そんなので?
わたし、世の中のことを知らなすぎるのかもしれない。
そんなことって、あるんですか、田舎では。
某さんも「契約をもらうためにとんでもない一家とかかわってしまったなー」って後悔したんじゃないかなー。
実の娘が聞いても、どうなのソレと思う話ですもん。
ちなみに某さんへの返済は3年くらいで終わったと聞いています。
しかも、ほんとうは土地もいっしょに買わなくちゃいけないのに、お金がないからまたしても借地契約です。
どうかと思う。
ほんとうにどうかと思います。
地主さんがご近所さんなので、できたことなんですよね。
むりやり? ごりおし?
家買うのこわい
そこまでして、家が欲しいのか?
母の執念が、60歳をすぎて新築一戸建て購入に踏み切らせたわけです。
両親はいまも年金から住宅ローンを払いつづけています。
あと数年で払い終わるらしいです。
無謀だなー、と思うけど、母は満足しているみたいです。たぶん。
両親は、あたらしい家には住んでないけどね。
そんな実家の新築一戸建てにまつわるびっくりエピソードを聞かされているので、家を建てることに懐疑的です。
そこまでして家を建てる必要ってあるの?
ちょっとがんばって家を買おう、っていうレベルじゃないんです、実家のばあい。
家を建てなければ、両親はもっとゆとりのある年金生活を送れたはずですし、家と土地に幻想を抱いているとしか思えんのですが、いつか「家建てておいてよかったねッ、ほんとうに家があってよかったッ」と涙を流す日がくるかもしれない人間万事塞翁が馬なので、なんともいえません。
まー、母の好きなように。
ではまたー。