わが家は4人家族です。
フライパンは3つ、ナベは2つでした。
たしかに、この冬、土鍋の購入になやみました。
手持ちのナベだと、大きく深さがあって、テーブルに乗せたときに食べにくいのです。
しかし、土鍋はどうしても必要、どうしても欲しいわけではありません。
するとどうしたことでしょう、年末に夫の実家から送られてきたダンボール箱のなかに、小ぶりのナベが入っていたのです。
ダンボール箱のすきまにちょうどよかったから
いままで、夫の実家からナベを送られてきたことはありませんでした。
いや、だって、ふつうに考えてー。
ダンボール箱にジャガイモやネギを入れて、すきまがあったからって、ナベは入れないよね。
ナベを入れたすきまに、なにかを入れるのならわかるけど。
ダンボール箱を開いた瞬間、新聞紙と野菜のすきまにステンレスの反射。
40代主婦の頭の中は混乱しました。
ナベ、フタ。
そして、「ちょうどよかったので、鍋を入れました」という文面。
想像を超える理由で、わが家にナベがやってきたのです。
家にモノが増えるときは、なにか超越した理由によって増えるのだ。
そうとしか思えない、あらがいようのないナベの到来。
まー、そんなわけで。
いまでも理由は納得できないのですが。
とにかく、ナベがひとつ。
わが家のキッチンに増えました。
義母がおつきあいでいただいたという小ぶりのナベ。
家族に好評です。
土鍋でなく、ステンレス製であるところも、多様性があり便利です。
そういうわけで、年末からわが家のナベは3つです。
しかも、このナベ、めちゃくちゃ活躍しとるー。
水炊きで味ポン、うまうまー。
小ぶりだから、昼間に主婦のひとりナベをしとるのです。
野菜かだ出るだしに甘みがあってな、冷や飯入れて、とき卵入れて、さらっと雑炊つくっとるン。
そういう、いままでにない食生活。
は? ナベぇ?
あの、年末の衝撃がウソのように、ありがてぇありがてぇ、と使わせていただいております。
小ぶりなナベにぎっちり具材をつめるのが、またよいのです。
ではまたー。