娘が中学生になったら、話をする機会はないだろうと思っていた40代母です。
だから娘が小6の頃には「そーじゃない、そーじゃないんだ、娘よ」と感じても、もう自分から娘に伝える機会はないのだろうと思っていました。
実際、中学生になった娘は自室に閉じこもることが多くなり、あまり話をしなくなりました。
中学生になったら、娘は口もきかなくなるだろうし、そのまえにできる限り対話ができればいいと思っていたけど、思うようにはいかないものだなァ、というのが去年の夏休み頃の女子中学生の40代保護者の感想でした。
そして、いま娘は中2女子です。
※以下、性に関する会話があります。○の中にはお好みの言葉を補完してお読みください。
中学生のグチと心理学と性
去年の秋から始まったのが、中1女子のグチ大会。
40代母はもはや娘のグチのはけ口状態です。
答えを求めているのじゃはなく、共感を求めているだけだから、説教するなんてもってのほかだよ、と40代母の心にいい聞かせて、女子中学生のグチを聞きつづけていました。
だってさ、それでも長女の娘は、まじめに毎日学校に行ってるんだもんなァ。
こっちがびっくりするわ。
去年、娘は心理学の本が読みたい、といいだして、自分でてきとうになんの本か、買ってきたらしいです。
わたしも書店でパラパラ見たのですが、心理学ってどうしても性的な要素が出てきてしまって、娘に「はい、どうぞ」ってできなかったんですよね。
性にオープンな親子関係を構築すべき、などとえらそうに考えていたくせに、ぜんぜんできなかったんだよー。ワー
性にオープンというのは、娘が必要な知識を必要とするときに、母親に「ねーねー、これって?」みたいに聞けるくらいの関係を想像していたんですけど。
いまさら中2娘に「赤ちゃんの作り方って、わかってる?」とも聞けないし。
小中学校の性教育って、いまはどうなっているのか、わからなくて困ります。
小学校でなぞの性教育がおこなわれたあとに、娘は「けっきょくなにがどうなったら精子と卵子がくっつくのかわからない」といっていたんですよね。
そこでわたしが真顔で「○○○○と○○○○をくっつけるんだよ」といったところ、娘は「気持ち悪い」といったんですね。
「くっつくわけないじゃん」と娘がいうので、40代母は「だから真剣にくっつけるんだよ」といいました。真顔で。
娘の「気持ち悪い」といったのに対しては、「それはそうだよ。だけど、かあちゃんは相手がとうちゃんだから、いいよーって。真剣にくっつけたんだよ」
真剣に、な。
40代母としては、今後の娘に、ほいほいくっつけて欲しくないわけなんです。
相手を選んだうえで、真剣に「この人とならくっつけでもいいなぁ」ってなったときに、相手も「いいよー」ってなってはじめて、真剣にくっつけるんだよ、ということを伝えたかったんです。
真剣にくっつけると、くっつくわけないものが、意外とくっつくんだよ。アラ、フシギ
という具合なんですけどね。
はたして、娘は覚えているのだろうかー。
ではまたー。