今年、わが家の中に入ったのは、家族以外でただひとり。
そう、ガスの検査員さん。
ちなみに10月のことです。
家族以外の人間が、家のなかに入ってくる数年に1度のイベントのような。
さいきんはだいぶ片づいてきたので、あわてることもなく、ガス検査の日をむかえました。
でも、ふたつだけ、キッチンから取りのぞいたものがあったのです。
見せたくないモノ
ガスの検査員さんがくる朝、いつもの掃除のほかに、いちおうぞうきんがけをしました。
それから、いつもしまっているスリッパを出しました。
検査員さんのような、お仕事でいらっしゃる方々がスリッパをはかないのはわかっているのですが、なんなんですかね、儀礼的なスリッパ、見せスリッパです。
そして、ふたつならんだゴミ箱のうち、ひとつをとなりの部屋にうつしました。
それから、玉ねぎとジャガイモの入ったカゴもとなりの部屋にうつしました。
わたしがキッチンのゴミ箱のひとつを捨て活することに決めたのは、こんないきさつがあったからです。
このゴミ箱がキッチンからなければ、さらにスッキリする。
このカゴがキッチンからなくなれば、もっとスッキリする。
頭の中では、直感的にわかっているのに、日常では行動にうつせなかったのです。
そんなことがあってから、そっかー、とストンと胸に落ちるものが感じて、捨て活がすすみました。
それがなくなればスッキリする、とわかっていても、日常的な感覚では見逃してしまっていました。
だって、そのくらいのモノを置いておくスペースはあるし、まァ、いんじゃないの、と。
来客があるときにどかしたくなるモノ。
他人に見せたくない、と思っているモノ。
そうしたモノは、置き場所を考え直すか、捨て活して手放してもいいモノではないかな、と。
そんなふうに思ったしだいです。
ではまたー。