去年、今年、と小3息子はインフルエンザにかかりました。
することのない40代母は、そい寝という名の昼寝をしていたわけですが。
今年の場合、ちょっとちがったんですよね。
ちょっと留守番してもらうこともできないくらい、小3息子がおびえてしまって、4日間はゴミ捨て以外に外出しなかった40代母です。
息子、こわいきもちがある
小3息子のインフルエンザは月曜日スタート。
そして火曜日に、小3息子がひどくおびえた様子でわたしのまえに姿をあらわしたのでした。
まるで、小動物がおびえるみたいな。
口元に両手のにぎりこぶしをそろえて、肩をすくませていた息子は顔色も悪く、見るからにおかしな感じがしました。
たずねても、その返事は、なにをいっているのかさっぱりわからないのです。
なにをいっているのか、よくわからないけれど、ひどくおびえているのは伝わってきます。
さいしょは、なにか、ごっこ遊びのなかでおびえている動物を演じているのかと思いました。
おびえている姿が、あまりにも、おびえそのものだったので。
たずねても、小3息子から返ってくるのは、カタコトの言葉。
「てきがーてきがー」「ぼくはぼくは」とか、そんな言葉をくり返して目を見開いているから、いよいよおかしかったんですねェ。
しかたがないので、まぁまぁ、となだめながら、わたしはペンとメモ帳を持って小3息子とともに布団の中に入りました。
そして、小3息子から聞き取ったのは、こんなことでした。
まえの日から、こわい。
けけ(息子)の心の中にこわい気持ちがある。
きのう、人がきた気がする。
キッチンだったような。
そこから声が聞こえたような気がした。
「てつが」といっていた気がする。
かあちゃんがいた時間。
つまり、まァ、夢なんでしょうね。
熱に浮かされてみた幻覚なの?
そんなことあるわけないけど、よくわからないこわい感覚におそわれた小3息子は、おびえてしまいましてなァ。
それで、火曜日から4日間、40代主婦は息子にベッタリよ。
もともとこわがりなところがあって、ナイーブなお子さんですね、といわれたこともあったりして、そういう気質なのだ、と思うので、それはそれで、まぁ、うん。
しばらくは息子の希望で部屋のドアを閉めずに、部屋を真っ暗にしないようにして、眠っていました。
こわがってさわいだのは、その日1日だけでしたし、1人にしないようにしたり、熱が下がったりしているうちに、息子は平気になったっぽいです。
それにしてもおどろきました。
たぶん、熱のせいでこわい夢を見たのかな、と思います。
あと、1人で部屋にいることのさみしさ、不安?
そんなこんなで、今回の息子のインフルエンザは、そい寝ばかりしていました。
役にたっているんだかなんだか、息子のとなりで眠ってばかりいました。
背中がだるくなるくらい眠りました。
枕元に本を置いていたのですが、いや、まったく読まんかったなァー。
すべてを忘れて一心に眠るときがあったっていいじゃないかー、くらいの気持ちで眠りましたね。
ではまたー。