子供が「いらない」といい出すのは、突然です。
先日、ふいに小4息子が「これ、もういいよ」といいました。
「え?」とこちらがおどろくくらい、急にいいました。
さし出されたのは、小4息子が保育園でもらったヒモ付きの1本歯ゲタです。
この半年以上、息子のイスの背もたれにかけてありました。
イスの背もたれにゲタがかけてあるって、どーなの? と思いつつ半年ですよ。
1本歯ゲタ、桐の天狗ぽっくり
こうして写真で見ると、つかい込んだ感があります。
思い出しては履き、イスの背にぶら下げていた半年ほど。
1本歯のゲタは体幹トレーニングによいのだそうです。
今年は冬季五輪の小平奈緒選手が、1本歯ゲタを体幹トレーニングに使用しているというので注目があつまりました。
体幹トレーニング、姿勢の矯正にも効果があるのだとかー。
単にバランス感覚だけ、と思っていたので、意外な効果におどろいた40代母です。
とはいえ、ここ数ヵ月は息子が1本歯ゲタを履いている姿を見てなかった気がします。
身長が伸びて、バランスよく履いて歩けるようになったのが小学2年生のころでした。
それから、ちょっと小さい感じながらも履いていたのが去年、小学3年生でした。
たまに、確認するかのように履いて、部屋のなかを歩いていました。
いよいよ小さくなって、1本歯ゲタを手放すことに決めたみたいです。
小学4年生の息子は、いま140センチ弱。
さすがに保育園のころの1本歯ゲタは小さいです。
ヒモがみじかくなって、歩きにくくなっていました。
手放すのも当然と思います。
でも、もし引き出しに入れたままにしていたら、あと1年くらい、そのままになっていたかもしれません。
半年以上、「バンカラか?」と思いつつも、イスの背もたれに1本歯ゲタがぶら下がっているのを見守っていた40代主婦です。
見なれる、とはおそろしいもので、息子のイスの背もたれから1本歯ゲタがぶら下がっているのがあたりまえになっていました。
ゆれると、カラカラと音なんかしちゃってさ。
なれって、こわい。
でも、見なれたモノがその場になるさみしさ。
それから、スッキリ感。
そう、ほんとうにスッキリしましたよ。
やれやれ。
ではまたー。