小学校は六送会、中学校は三送会です。
中3娘の三送会と卒部会が、40代母の頭の中でまぜこぜになって、「それは卒部会でしょ!」と突っ込まれます。
中3娘の卒業式が近づいてきて、三送会、卒部会と順番に終わってゆきました。
中学校の三送会を参観したのははじめてです。
なぜって、今年はじめて中3娘からお誘いがあったから!

思えば、中学校の三送会は、これまで見に行ったことがありませんでした。
というのも、中三娘からとくに誘われていなかったからです。
中1時の某ダンスは出色のできばえだったとか、中2時の某作品制作は凝ったつくりだったとか。
中3娘の口から、話は聞いていたものの、そういえば「見にきて!」っていわれたことなかったんですよね。
いや、今回も「見にきてね」なんて、いわれてはいないんですけど。
いつもの調子で、こんな会話、低いテンションで。
中3娘「三送会の手紙、見せたっけ?」
40代母「見せてもらってないけど」
中3娘「これ、コピーする?」(裏面が3月の日程表なので手元に置きたい中3娘)
40代母「手帳に時間だけメモする。……書けた。いいよ」
中3娘のおすすめは、3学年の先生方による出しもの。
去年までは先生方による寸劇だった、と聞いています。
身近な先生の口ぐせ、モノマネなどが入って、生徒にとっておもしろいらしいのです。
そんな中3娘からの前評判を聞かされていた40代母は、3学年の先生方の発表から見に行こうと決めました。
あやうく時間に遅れてしまうところでしたが、スケジュールが押していてくれたおかげでまにあいました。
先生の出しもの、3年生のお礼の歌
先生の出しものはプロジェクターによる動画投影でした。
体育館のステージ上のスクリーンにプロジェクターで動画を映し出すとき、1回の扉はもちろん閉めきりますし、2階の窓のカーテンもきっちりと閉じています。
これ、途中の入退場がゆるされない出しものです。
遅刻していたら、途中入場をさせてくれなかったはずです。
まにあってよかった。
3学年の先生方による出しものの動画は、某有名番組のパロディでした。
有名なテーマ曲と、それらしいカメラワーク、テロップ。
体育館に笑い声がひろがりました。
そして、3学年からのお礼の歌。
曲名は「桜ノ雨」でした。
中3娘も知らなかったのですが、ボカロの歌なのね。
えー、たしか娘が中1のころ、昼休みに流す歌は、ボカロ禁止、セカオワ禁止って聞いていたのですが。(なぜ?)
いまや、卒業ソングとして定番曲となっているそうです。
知りませんでした。
おじぎの深さに思うこと
そんなこんなの三送会、見にきてよかったなァ、と思いました。
そして、出しもの、発表のほかにすごく印象に残ったのが、着席している在校生のおじぎの深さです。
三送会の最中に、在校生が着席のままおじぎをする機会が数回ありました。
そのおじぎの深さよ。
中3娘にいわせれば、「45度っていわれてる。やらなきゃ怒られるし」なんですけど。
やっぱり、そういう姿を見せられると、キチンとできる中学生のりっぱな姿ってことで感心するわけです。
でもいっぽうで、そーいうのについていけない生徒さんたちが不登校になっているんだよな、多分、って思うと、なんともいえない気持ち。
もちろんぜんぶがぜんぶじゃないのだけれども、どうもそういう傾向があるらしいのだ、という話を聞いています。
もし自分だったら、できれば行かない側の生徒になりたい、と思ってしまう40代保護者は、在校生たちの深いおじぎを見ながら複雑な思いをいだいたのでありました。
ではまたー。