あるとき、ある専門資格を持っている女性とお話をしたときに。
その女性Hさんの一人娘は、当時中学生。
わたしの子供は、まだ娘が幼稚園児で、息子は生まれていませんでした。
プリンの最後のひとくちで、自分の大人度をはかる
Hさんとおたがいに子育てについて、自分たちの未熟さを反省しているときに、ふと。
「そういえば、子供に、自分の最後のひとくちのプリンをあげるようになって、自分も大人になったなー、と思ったんです」
と、わたしがいったのでした。
Hさんも、「あー、わかります」と同意。
えー、ちなみにわたし、当時35,6歳だったと思います。
たかがプリン、されどプリン。
自己犠牲、といったらおおげさですがー。
自分の欲望を、プリン欲を、犠牲に。
プリンを自分の口の中に入れるよりも、プリンを食べている娘を見ているほうがしあわせ。
そういう境地です。
だって、わたしはきみたちよりずっと多くのプリンを食べてきた。
ぷっちんプリン、牛乳プリン、クリームののったプリン……、いろいろな種類のプリンをきみたちよりもずーっと多く食べてきたんだ。
もういいんだ、もういいんだよー。
いちおうバブルも経験しているし。
アラフォーなので、子供に多めにわけてあげる必要があります
そんなこともあって、プリンとか、ケーキとか、アイスとか、自分でぜんぶ食べる、という気持ちはなくなりました。
もう何年もアラフォーやってますからね。
子供にひとくち食べる? って聞いて、ざっくり多めにスプーンで分けてあげる。
息子は単純によろこぶ。
娘の目が丸くなって、「いいの?」って顔になる。
娘(中1)にも息子(小2)にも、そんなふうにしておなじように多めに分けてあげます。
いやー、だって、40歳を過ぎるとほんとうに、いままでとおなじにしていたら、なぜか体重が増えていく現象がおこるんです。
ふしぎ~。
ではまたー。