卒業式は黒を基調にして、入学式には明るい色をそえる。
そのようにして、着まわしを考えて、フォーマル用のジャケットを2着持っていたこともありました。
でも、いま、卒業式も入学式もまったくおなじ服装で参列しています。
そういえば夫のスーツもまったくおなじです。
夫婦そろって、お気に入りの1着を決めて卒入学に参列しています。
去年と今年は卒入学がつづいて、計4回まったくおなじフォーマルセットで参加しました。
ただ1点、コサージュをのぞいては……。
と申しますのも、捨て活の際、ときめきもなーんにもない色あせたコサージュを処分したからです。
もともとコサージュよりもブローチが好きッ、ブローチつけよう、鳥がいいな、と思って当時いろいろさがしたのですが、頭のどこかで、またおまえはイベント買いするのか、おまえはほんとうにイベントに弱いねぇ、などとくり返され、めげていたところに見つけたのが、生花コサージュです。
生花コサージュを手作りしてます
生花コサージュをはじめてつくるときに、針金と緑色のフローラテープとピンク色のリボンを買いました。
あとは毎年、式の前日までに手ごろな花を買って作るだけです。
コサージュピンも持っていませんが、見えないように裏から安全ピンを使っています。
気合を入れて力作をつくるわけでもなく、地味なジャケットにちょこっと花をそえるていどです。
はじめてつくったときは、緑がたりないなと思って、庭からてきとうな葉っぱを取ってきて使ったら、式の途中で葉っぱがくったりしおれてしまいました。
そんな失敗もありますが、自分用に花をつくるのがたのしくて続けています。
いままで生花コサージュを気にとめていたことがなかったのですが、学年に2、3人は生花コサージュをつけている保護者がいます。
なかにはご主人のブートニアとおそろいのブーケをつけていらっしゃる保護者ママさんもいて、じつはブリザードフラワーの講師さんだったり、とこちらが冷や汗をかいたこともあります。
それに保育園や学校の先生方が、おそろいでブーケとブートニアをつけています。
いままで他人の胸に咲く生花コサージュなんて、気にしたことがありませんでした。
でも、ヘタなりにも自分で作ってみて、興味を持つようになると、そうしたさまざまなことがたのしくなります。
もし、去年、捨て活後にしょうこりもなく、てきとうなコサージュを買っていたら、こうしたたのしみはありませんでした。
知ること、作ってみること、そうした行動が、日々のたのしみにつながります。
ではまたー。