小学2年生の息子用に、2016年の課題図書である「みずたまのたび」を買いました。
ほんとうは「ひみつのきもちぎんこう」がいいなーと思ったのですが、息子は「人間の話じゃないのがいい」(この歳にして、なんという厭世観!)などというので、みごとに人間の出てこない「みずたまのたび」をえらびました。
人間が出てこない、といえば「アリとくらすむし」でもよかったのですが、なんか、虫の写真のどアップすぎて、「コワイッ」といわれるかもしれないと思って、やめました。
「みずたまのたび」の大人の感想
いや、だってこれ、「しずくのぼうけん」の、あれですよね、あの、リスペクトとかいう穏便ないい方をされるべき内容ですよね。
などという感想が、まっさきに頭に思い浮かんでしまうのが大人です。
本の内容は、しずくならぬみずたまが、水蒸気になったり、雪になったりして冒険するというお話です。
あ、冒険だとかぶっちゃうので、旅をするというお話です、に訂正します。
しずくが冒険する話→「しずくのぼうけん」
みずたまが旅する話→「みずたまのたび」
みずたまのばあいは、地上のさまざまないきものに出会うという点がちがって、それでページ数が増えています。
みずたまの自分かたりの1人称から、さいごは3人称になって、みずたまさんへの呼びかけで終わります。
小学校低学年の読書感想文のかくし玉的な書きかた
小学2年生の息子に読書感想文を書かせるために、考えていることがあります。
そう、小学校低学年にだけゆるされている、あの書きかたです。
もちろん、小学校高学年や中学生が使ってもいいのですが。
読書感想文には、「手紙形式で書く」というわりと使い古された方法があるのです。
わりと小学校低学年向けの書きかたですし、低学年らしさ丸出しで書ければ上出来じゃないかと思うのです。
しかも「みずたまのたび」のばあいは、さいごに「みずたまさん、また あおうね!」と呼びかけで終わっているので、読書感想文のしめはこれ使っちゃうわけよ。
そういうあざとさを、つい大人は考えてしまうのでありました。
声かけとしては、「じゃあさ、みずたまさんにお手紙を書いてみようか?」とか。
「みずたまさん、今日はどんなところにいるかな?」などと、そそのかしていきます。
さきに息子の読書感想文、つぎが本命の娘の読書感想文
わが家の作戦は、こうです。
まず、息子に読書感想文を書かせます。
こんなのは序盤戦です。しょせん小学2年生、まぐれヒットあればいいねていどのものです。
そして、「弟が読書感想文を書きあげた!」という事実でもって、娘にプレッシャーをかけていきます。
ま、ポケモンの前売り券を受けとった以上、娘はどうあっても読書感想文を書かざるを得ないのです。
→夏休みの準備として今年もポケモン映画の前売り券を購入しました。
でも、書くならさっさと書いてー、という母の本音がうずまきます。
正直なところ、息子はともかく、娘がどういう文章を書くのかなんて、もうわっかんないんですよねー。
いえることは、あらすじはいらない、自分の体験や日頃考えていること、見聞きしたことなどを生かして書く。
あと、忘れちゃいけないのは、その本を読んだあとでの考えの変化とか、成長を書きそえる。
だから変な話、けがとか入院とか病気とか、家族やペットの死とか、そういう経験が入っていると、読書感想文にかぎらず、作文て有利なんだよね、ってことです。
心の感動が書きやすい題材の経験はわかりやすい、ということだと思います。
これは、いまも昔も選定の基準として変わらないと思います。
人の選ぶことだからね。
そして、読書感想文コンクールは、読書好きな人、読書を広めたい人が選定するってことは想像できるよね、ってところから考えていくわけです。
でも、そのまえに、担任の先生とか、国語の先生の選定をクリアしなくてはいかんですな。
そういう意味で、課題図書なんですよねー。
課題図書でなければ、ガチガチの文学の名作をえらぶ。
そんなとこです。
ではまたー。
2017年の読書感想文用のドリルならこれ