絵のせいかもしれないのですが、少女のようなお母さんですね。
この場合、少女のようなおかんですね、というべきなのか。
占いの道に進む人々がどんなふうにはじめて、どんなふうに続けてゆくのかという、ちょっと変わった職業案内のようにも読めます。
いくつか心に残った点として、占いの結果はいつの時代も変わることはない、しかし、その時代によって価値観が変わるので、時代に合わせた占い結果を告げる必要があるのだということ。
これが、占い師ごとの解釈のちがいってことですね。
本のなかでは、女性が働くということについて、例にとりあげていました。
いまだったら、ごくあたりまえのことが、時代によってはとんでもないことになってしまう。
それをふまえたうえで、占い結果を助言していく、という。
あと、本のなかのおかんは、とても勉強熱心で、好奇心があって、それでどんどん占いにのめりこんでいくわけなのですが、やっぱり、そういう行動力と好奇心とがあって、それではじめて人生が、ものごとがころがっていくのだなー、ということですよ。
若き日のおかんが、よくわからん占い師に占ってもらったというのも、好奇心から占ってもらう人もいれば、ナニソレうさんくさい、とか、お金のムダ、なんていって行動しない人がいるわけです。
わずか数千円のことであったとしても、です。
でも、それがなかったら、おもしろい方向にころがるものもころがらないってわけでして。
わたし自身は占い師さんに対面で占っていただいたことがないのですが、あちこちで占っていただく分にはショックも半減するかもしれないし、まあ、機会がありましたら、こんどは勇気を出して足を止めてみようと思います。
お客さんが来ないときは勉強できるから、それもまたよし、というのが占い師さん(おかんの場合)らしいです。
書いたのは、エルシャダイの人で、おかんの息子さんです。
(エルシャダイというのは、ゲームのタイトルで「そんな装備で大丈夫か?」「大丈夫だ、問題ない」で有名になって、「そんな装備で大丈夫か?」は 2010年の年間大賞金賞になっているんですけど、まったく知らない人に説明するってたいへんなことだと思います。リーマンショックでたいへんな目にあったことも本のなかに書いてありました)
この本にはおかんがスピリチュアルおかんになるまでとか、エルシャダイ裏話とか、おとんの死、などが書かれてます。←あらすじ
中身はマンガです。
「そんな書評で大丈夫か?」「大丈夫だ、問題ない」
ではまたー。