家族の洋服はともかく、自分の洋服の数は減らしています。
夫がTシャツを買ってくるのを横目に、わたしはTシャツを捨てるだけ。
そうして、この夏のおわりには、半そでのトップスが3枚になりました。
買い足そうと思うころ、店頭は秋色にそまり、夏ものを買う気持ちがなくなってしまったのです。
それに、3枚でもなんとかなってしまうのが、いまのわたしの生活なのでした。
なにをどう組み合わせてきても、似たりよったりのワンパターンのスタイルになっています。
いつもおなじ雰囲気で過ごしています
手持ちの服を減らそうと思ったときに、シンプルなものだけを残しました。
それから、重ねることで長い期間を着つづけられる洋服を考えました。
色も限定して、白黒紺青に決めています。
ごくごく地味にまとめて、いつもおなじ雰囲気です。
はやりの服を着こなしている、とか、おしゃれにきめている、とか、そういうことをしたいわけではなくて。
自分の好きなものを、ぽつぽつ選んでいればいいのです。
40歳を越えますと、自分の好みははっきりしています。
自分の好みの洋服を制服化していくことで、毎日の洋服に悩みません。
おなじスタイル、おなじトーン、おなじ雰囲気。
毎日、そういう自分がいます。
選んであるから、着るだけ
わたしはいま、毎朝そこにある洋服を着ているだけです。
あらかじめ自分の選んだものが、手元に残っています。
だから悩む必要もなく、あるものを着ています。
毎朝、さっと服を着られる快適さは、服をあれこれ選ぶたのしさを越えています。
毎日の動作のなかで、服を着るときには迷いがないのです。
ひととおり着おえてから「やっぱりちがった!」とあわてて脱ぐこともありません。
すっかり忘れていましたけれど、たしかに以前は、そんなことをしていました。
いま思うと、こっけいです。
脱いだ洋服をハンガーにかけたり、たたみなおしたり。
洋服を減らしたいまは、ずっとかんたんになりました。
いつもおなじ、という安心感でしょうか。
おなじ雰囲気、おなじ気持ちですごせていること。
スタイルを変えない効果って、こんなところにあるのかもしれません。
ではまたー。