新年があけまして、10日あまり。
わが家にも、ぽつぽつ年賀状が届いています。
いまどきは、ぜったいに元旦到着、と気合い入れている人は少なくて、来たら出す派が多い気がします。
まー、わが家に届く年賀状は、だいたいそんな感じでして。
7日を過ぎてからも、ゆっくりと年賀状が届いています。
年賀状は自然にまかせて、捨て活しない
わが家では毎年、年賀状を出しています。
このところ、郵便局勤めの方とご縁があって、その人を通して年賀状を買っています。
毎年50枚ほど買っているのですが。
「すくなくって申しわけないんですけどー」なんていったら、いまどき年賀状50枚って多いほうなのだそうです。
むかしの、実家にいた頃の感覚だと、年賀状といえば200枚、300枚って気がしていました。
いまは一家で50枚購入でも多いとはー。
年賀状は出さない、ってご家庭もあるからでしょうか。
わが家の年賀状の内訳は、夫婦それぞれの親戚関係と友達。
これで40枚くらい。
娘、息子の分を合わせて10枚弱くらいです。
あとは、親戚の伯父伯母関係が、年々自然と減っていきます。
伯父伯母への年賀状は、結婚後から始まった年賀状習慣です。
あちらからの返事は90%ないのですが、義理で出しています。
こういう部分を捨て活する考えかたもあるとわかっていますが、いずれ、滅びるおつきあいだとわかっているので、それまでは出すことにしています。
夫のドライな伯父さんの話
さて。
夫の亡父は、末っ子でありながら、長男(伯父)が家を継がなかったために跡取りとなった人です。
わたしは亡義父にも、伯父さんにもお会いしたことがありません。
で、その伯父さんは、田舎を出て、都内に家を建てました。
そして、亡父のお葬式のときにやってきた伯父さんは、実家との絶縁宣言をしたのだそうです。
当時、伯父さんにとって、両親は亡くなっており、あとを継いだ弟(亡父)も亡くなりました。
もう、実家には縁がなくなったから、という話でした。
義母によると、その伯父さんは子育てもきびしく、お金にきちんとした人みたいでした。
合理的というのかな。
さすが都内に3階建てのマイホームを建てただけはある、というような。
その後、伯父さんの奥さんが亡くなったのだそうです。
でも、伯父さんはその知らせを、義母たちにしなかったので、義母カンカンだった、という話を夫から聞きました。
実家に両親もいない、兄弟いもない、となったら、実家といえど実家ではない。
伯父さんのような縁切りという人付き合いも、ひとつの方法なのかなーと。
田舎のお付き合いって、いつまでってわからないことがありますから。
ただなー、自分の出生によって、血のつながりを名乗ることによって、「そーか、そーか」と歓迎されるようなのが、親戚親類関係なんじゃないかなーと思うところがあって。
そーいう、血のつながりにたいする気持ちは、残っていていいんじゃないかなーと。
なんか、こう、昔話的な、幻想めいているとは思うのですが。
あるいは、名乗ったとったんに、相手に警戒の色が浮かぶような、そんな。
血縁て、そんなイメージ。
ではまたー。