先週、近所でお片付けセミナーがあったので参加してみました。
参加者は30人弱、30代から50代の女性が中心です。
そうか、片付けでお悩みの方々が、とりあえずこれだけいるのだ、一同そろい踏みしたのだ、と。
そんなわけで、わたしもその中のひとり、40代主婦として某セミナーを傾聴してまいりました。
まー、でも、だいたい知ってるんですよね。
10歳なら10分の1、40歳なら40分の1の速さ
その男性講師は、50歳を過ぎて同世代の女性シンガーの歌を聞いて、ある資格をとったのだそうです。ピカーン
その後も、いくつかの資格を取得したらしい。
月日のすぎる速さは、年齢によってちがうという説がありまして。
年をとるほど、1年が過ぎるのを早く感じるというのです。
おなじような毎日、刺激のない日々のくり返しは、過ぎゆく時間が早い、というのですね。
そう思うと、わたしもおそらく、「あ」というまに50代主婦を名乗らなければならないような予感がします。
そんなあせり。
おそらく60代に近いであろう男性講師の話を聞きながら、自分のことを考えていました。
男性講師の生き方を変えたのは、竹内まりやさんの「人生の扉」という曲です。
人生の扉、歌詞(←リンク先は、歌詞タイム「人生の扉」の歌詞)
竹内まりやの人生の扉という歌の中に英語の歌詞……(←リンク先はヤフー知恵袋、歌詞の英文部分についての質問と回答)
実行するぅ? それとも、し・な・い?
セミナーの参加者は、片付けに関心のある人々。
モノにたいする問題意識を持っている人々です。
片付け方についても、TVの情報、本の情報、インターネットの情報が、頭の中に入っているはずです。
男性講師は、自分の家庭内でどのようにモノを減らしたか、実例をあげて話してくださいました。
子供の通信簿すらCD-Rに焼いたというご家族。
さいごまで捨てられなかったというのが、泥だらけの野球のユニフォームだったそうです。
あー、わかります。納得です。
この手のものは捨てにくいんだよなー。
いっそ、カビでも生えてくれりゃいいのに、っていうくらい。
そのユニフォームも、最終的には捨てたそうです。
(捨てられないものを、あえて捨てるしかない状況にするという荒行があって、わざと野ざらしにするとか、カビを生えさせるとか、するわけです。きれいなままじゃ、捨てられないの。ボロボロでも泥だらけでも、思い入れがあるものって、捨てられなくなるので、むずかしー)
セミナーの最後に、その男性講師は「実行していただきたいです」と話を締めました。
そーなんですよ。
まさしく、そこです。
セミナーに参加した30人弱の女性たちが、帰宅して、セミナーの資料をドサッと机に置いたとして、それから。
捨てるモノを判断して、勇気をもって決断、実行できただろうか?
どれだけの参加者が?
まー、そんなふうに思うとき、わたしは捨てたよー。
さらに捨てたよォー。
と「片付けで人生が変わります」とおっしゃっていた男性講師にお伝えしたくなりました。
プラスチック製の3段の引き出し。
これまで聖域として手をつけなかった、手帳5年分。
いつかのための、整体ノート。
などなど。
歌から、人生を見つめ直して、資格を取り。
片づけをして、人生が変わったという。
そーいう人を目の当たりにしたとき(本とかブログとかじゃなくてー)40代主婦は、素直に影響を受けて、さくさく捨てていくことにしました。
セミナー効果って、こーいうの、ですね。
ではまたー。