中途半端はよくない、といわれます。
きちんと最後までしあげましょう、と。
ものごとに片をつけるって、そういうことではないかしら。
使わないものをしまって置くのも、中途半端なことで、だからいつまでも片づかないのではないかー。
あっちをこっちにこっちをあっちに、とパズルみたいに移動させて、ぴったりはまったーとよろこんでみても、モノの移動は片づけにはなりません。
広くて収納の多い家ならまだしも、わが家はせまい賃貸暮らしです。
目に見えるものを減らすとスッキリする
見てないようでも見ている。
見たくなくても目に飛び込んでくる、視界からの情報。
これを脳がつねに処理している。
そんな話を聞いた覚えがあります。
情報が多すぎると、脳もつかれてしまうんだよ、とかなんとか。
なるほどなー、と思う40代主婦です。
キッチンのスチールラックを片づけて、ひさびさのスッキリ感を感じたのはたぶんそういうこと。
わたしが食事するとき、視界前方にあったのはスチールラックだったのです。
4段のスチールラックにはレンジとポットと引き出しと、捨てる予定のゴミと掃除用具と。
およそ食事に似つかわしくないモノがぞろぞろと入っていました。
だからたぶん、ずっと気にいらなかったんですよ。
もやっ、いらっ、という気分が、見るたびにふつふつとわきおこっていたのでしょう。
わたしの食事中に、視界から飛びこんでくる情報、夫の肩越しに見える雑多なモノ。
これはスッキリしたなー、と思えるなっとくのスッキリ感。
ひさびさ、あるいははじめてかもしれません。
ここまでモノを減らさないと、スッキリを感じられないのだというおどろき。
ありあわせの台にレンジと炊飯器を置いた一角。
台の横にフックをつけてなにかをぶら下がることもなく(スチールラックではやっていました)、ただ上にモノが置いてあるだけ。
これを標準として片づけていくことができれば、わが家にもスッキリが広がりそうです。
ではまたー。