去年、息子が小1のときに知った表現です。
ふわふわことば、というの。
ふわふわことばに対して、ちくちくことば、というのがあるんだな。
いわれてうれしい言葉はふわふわことば、いわれて傷つく言葉はちくちくことば。
これは、お友達にかける言葉は、ふわふわことばを使いましょうね、って話だと思うんですけど。
小2のいまも、教室のうしろには「ふわふわことばをつかいましょう」って書いてありました。
ドッキーンとしたのは、この40代母こそが、ちくちくことばを使っていやしまいかー、という意味でしてね。ヒヤヒヤ
娘への声かけと息子への声かけ
娘とおなじ感覚で、息子と話しているとマズイことになります。
娘が笑って返せるところを、息子は「ウッ」ってなって、泣きそうになっちゃって、こっちがアワワワってなる。なるなるー。
先日、息子を泣かせそうになったのは、こんなやりとりです。
(息子)「このパン、さとうにして」
(母)「パンはさとうにならないよ」
(泣きそうな顔になる息子)「…………」
シュガートーストにして欲しい、という息子の気持ちに対して、40代母のひどい返し。
もちろん、息子のいわんとすることはわかっています。
はいはい、シュガートーストね。
でもね、他人にも伝わる言葉で話してほしいの。
そう思ったときの、40代母の返事が「パンはさとうにならないよ」←われながら、ひどい。
いったい、どう返事すればよかったのかー。
「ん? さとう? ああ、シュガートーストね。シュガートーストにして食べたいのね」(と、ごくやさしく、童話に登場する動物のおかあさんみたいな口調で話す)
こんな感じ? 正解?
シュガートーストという言葉を、母の口からくり返すことが大切です、とかそんなの? どんなの?
子育ての正解を手さぐりしながら進んできた40代母です。セイカイナドナイ
息子は、小1のときにルームの先生から「ナイーブなお子さんですね」といわれた経験があります。
ナイーブ、傷つきやすいという意味に受け取ったのですが、まあ、たしかに、そうかも。
娘と息子はちがうし、娘はもう成長したし、わりとなにいってもへーき、と思うと、それはそれでヤバイので、7割かな。
娘とは6割、7割で話します。
息子とは2割くらいで話します。
本音とはちがうんですけど、話のちから加減というか、話の次元みたいな。
娘の場合はだまって受けとめて、あとでじわじわ来ている可能性があるので、やっぱり軽率なことはいえないんですよね。
娘とは向き合って話す、息子には寄りそって話す、そんなイメージ。
それにしても、ふわふわことばは大人にも有効だと思います。
いや、大人こそふわふわことばで話し合いたいし、ふわふわことばを投げかけられたいのです。
共感されたり、肯定されたり、賛成されたり。
そういう意味の言葉は、人間関係において有効です。
おどろくほど。
飢えてるからね。
あまりに乾きすぎていて、求めることすら忘れるくらいに。
なので、そこんところに、ふわふわことばをホイッて投げかけると、コロッといく。
こっちがびっくりするほど、反応する。
という体験をしたことがあります。対象者・夫。
ではまたー。