先日、夫の実家からダンボール箱が届きました。
中身はリンゴです。
去年収穫したリンゴの、ちょっとしなびたのが届きました。
夫の実家で食べきれない分が、送られてきたわけです。
リンゴのほかに、干しリンゴと煮リンゴを干したもの。
それから、ほうれん草とジャガイモです。
ダンボール箱の中身は、4分の3がリンゴ。
(以下、読み返してみたのですが、どうしようもない感じの40代夫婦です)
チーズイーカに盛りあがる40代夫婦
この時期のお決まりとはいえ「あぁ、またしなびたリンゴが届いたのか」という。スンマセンスンマセン
そんな、共通の思いをいだいた40代夫婦でしたが、箱の中に見なれないパッケージを見つけました。
その名は「チーズイーカ」!!
プフフ。
いやァ、だってね、コレ、あきらかにお義兄さんのつまみでしょ?
もォ、お義母さんたら、勝手にダンボール箱につめちゃって大丈夫、怒られない?
プフフ、フー。
この時点で40代主婦は笑顔を取り戻し、しなびたリンゴへの不満はいっきに終息したんです。
現金な、ほんとうに現金な40代鬼嫁だねぇ。
わたしは笑顔でチーズイーカの袋をダンボール箱の中から取り出しました。
「これ、ぜったいお義兄さんのつまみだよね」
とチーズイーカの袋を、夫に手渡しました。
夫もうれしそうに受け取りました。
そしてひとこと。
「これ、口があいてる」
(暗転)
そう、そのチーズイーカの大袋はチャックつきで、口が開いていました。
田舎から送られてくるものには、よくあることです。
そう、よくあるよくあるッ。
袋リサイクル。
外袋と中身がちがうって、あれです。
中身は、リンゴを煮て干して砂糖をまぶしたものだったのです。
そうだ、またリンゴだ。
やっぱり、リンゴだった。
実家でリンゴをつくっていたら、つまりそういうことです。
チーズイーカなぞ、送ってはこない、リンゴだリンゴに決まっているんだッ。
夫は「ダンボール箱にすきまができたら、お菓子とか入れればいいんだよって、いったのに、お菓子が入っていたのは1回だけだった!」となげきました。
わたしたち40代夫婦は、チーズイーカへの期待値が高かったばっかりに、打ちのめされました。
そういうわけで、今夜も、われわれ40代夫婦が夜中にひっそり食べるのは、チーズイーカの袋に入った自家製干しリンゴ菓子です。
チーズイーカの味を、いまだ知らず。
ではまたー。