週末に小3息子が外でころびました。
自転車に乗っていて、カーブを曲がりきれずにころんだのだそうです。
ころんだときに、地面に手をついた小3息子の手のひらの皮がペロッと。
そこに、小石がポツポツと。
そりゃ、息子は大泣きですわな。
こころを鬼にして、小石を取るしかないのだが
娘のときにも、そーいうことがあったんですね。
やっぱり、手のひらの小石がとれなくて、どーしよう、ってなって病院に行きました。
週末、日曜日に開いている病院ということで、すこし遠くにある皮膚科へ行ったのを覚えています。
手のひらの小石を取る方法としては、病院の先生が、ピンセットで地道に取っていくわけなんですけど。
当時小1だったかな、娘は大泣きです。
大泣きする娘をおさえる当時30代母、つらかった。
娘もね、見なければいいのに、ピンセットが近づいてくる自分の手を見て悲鳴をあげる。
ほんと、たまらん。
そんな経験がありましたものですから、できれば家庭の流水で手のひらの小石を流してしまいたい、そう思っていたのでございます。
しかし、小3息子。
シャワー、流水どころか、風呂おけに入れたぬるま湯に手を入れるのがやっと、なのです。
もう泣いちゃって、泣いちゃって。
夫がピンセットで小石を取ろうとするのですが、皮がペロッとむけた切り傷の奥に入りこんだ小石が取れないのです。
皮をむくまではできても、奥の小石を取ろうとすると、息子の悲鳴が夫の手をひるませます。
ネットで検索しても、小石を取るには、こころを鬼にして新品の歯ブラシ(やわらかめ)で取る、とか、そんなことしか書いてないのです。
もうね、こころを鬼にするしかないの。
「ムリダヨ」
こころを鬼にできなかった夫がいいました。
小3息子の手のひらに残る小石を見ても、だれが夫を責められましょうか。
てことで、週明けに病院に行ってきた40代母です。
「子供の手のひらの小石を取ってもらえますか?」といくつかの病院に電話をかけました。
小児科、外科とあっても「そういうのはしていないんですよ」といわれたり。
整形外科とあっても「あんまりやってないけどやれると思います」といわれたり。
電話が苦手な40代母ですが、この時ばかりは電話をかけまくりました。
結局、5年くらい前に息子がおでこを切ったときにお世話になった病院に行ってきました。
その病院の先生は、消毒液を染み込ませた脱脂綿とピンセットで、小3息子の手のひらから小石を取りのぞいてくれました。
そして、その小石をむぞうさに床へはらい落としました。
小3息子は、たえた!
泣かずに、たえた!
小3息子の緊張と痛みとが、かたわらの40代母の身にも伝わってくるような思いがいたしました。
いつ泣くか、そう思ってハラハラしていた40代母。
しかし、小3息子は成長していました。
うちでは泣くけど、そとでは泣かないのです。
成長したなァ。
そんなふうに思った12月のはじめです。
小3息子は、いよいよ9歳になろうとしています。
ではまたー。