この冬、庭のサザンカの木が花を咲かせました。
いままで、花が咲いたことはありませんでした。
これまでずっと、枝をみじかく刈り込んでいたからです。
時期もなにも考えずに、枝が伸びるのがいやで、とにかくみじかく刈り込んでいました。
花芽もいっしょに切り落としていたんですね。
花の咲くゆとり
とにかくみじかく刈り込んで、すっきりさせていたサザンカの木。
アパートの庭に、もともと植えてありました。
でも今年は、みじかく刈り込みませんでした。
ちょっとかたちをととのえただけで、あとはそのまま。
だから花芽が残って、いまの時期に咲き出したのです。
これまで花を咲かせるたのしみを知らず、ただ切り落とすことだけをしてきたのだな、と思いました。
自分が植えた木ではないし、もともと植えてあっただけだし。
そんな考えがありました。
でも、いまそこに住んでいるのは自分たち。
そこにある樹木を世話してみたらいいんじゃないかな、と。
これまではなにも考えずに、とにかくみじかく刈り込むだけでした。
これからは、花の季節をたのしみにできるような剪定をしたいと思いました。
やみくもな捨て活ではなく、生活をたのしむための、ゆたかになるための捨て活。
そんなのができたらいいな、とサザンカの桃色の花をながめながら思ったのでした。
年末までに、もうすこし。
ガツガツ捨てていきますけどね。
ではまたー。