息子「サッカーしよう」
母「部屋のなかでボール遊びはできないよ」
息子「おはじきサッカーだよ」
その後、「おはじきサッカー」というボードゲームがあり、「日本おはじきサッカー協会」も存在すると知った40代母ですが。
息子のいう「おはじきサッカー」とは、ほんものの「おはじき」を使ったサッカーだから!
※以下、息子けけの「けけ版おはじきサッカー」について語っていきます。
エキサイト! おはじきサッカー! ←息子の場合
かつて、娘が風船バレーに熱中したことがありました。
あれはすごかった。
時間を決めないと、いつまでたっても終わらないエキサイトな室内遊びでした。
そして、春休みの某日、息子に誘われた40代主婦は、「けけ版おはじきサッカー」に初参戦したのです。
けけ版おはじきサッカーのルール
※以下、ほんもののサッカーのルールをよく知らない40代母が書いています。
※もちろん、本家おはじきサッカーのルールも知りません。
ルール
- サッカーコートは畳1枚分の広さ。
- ボール、自チーム選手、他チーム選手、それぞれがことなる3色のおはじきを使う。
- 1チームの選手数は8人。
- ゴールはつみき3つを使って、畳のふちの内側に作る。
- 畳のふちから出たら、そこからスローイン。
- 固定のゴールキーパーはいない。
- キックオフは毎回ジャンケン。
- ゴールが決まったら試合終了で、あたらしい試合が始まる。
- 1回ずつ、交代で自チームの選手(おはじき)を人差し指ではじく。
ざっと、こんなルールでした。
オフサイドって、なんですか?
息子もサッカーにくわしくないから、毎回キックオフがジャンケンなのだと思います、たぶん。
青おはじきチームのゴールへ攻め込んできた黄おはじき選手。
赤色のおはじきがボールです。
下方にあるのが、つみき3個で作るゴール。
けけ版おはじきサッカーの試合結果
(けけ版おはじきサッカー、試合風景)
わたし、3試合3連敗でした。
なんか、もう、ぜんぜん攻め込めないんですよ。
おはじきが当たらないわ、当たっても飛ばないわ、で。
いっぽう息子は、遠くからも確実に当ててくるし、ボール役のおはじきをめちゃくちゃ飛ばしてくるんですよ。
このくやしさを、言葉でどう表現したらいいか、思い浮かばないッ。
だってね、最初の1試合なんて、息子は1個のおはじきだけで攻めてきて、ゴールを決めたんですよ?
試合終了後、それに気づいて、40代母ショック。
そこで、適当に配置していたおはじき選手を、ゴール横からジグザクに配置する作戦に出たね。
攻め込まれても、近くのおはじき選手が即座に反撃に出るって寸法よ。
ところが、だ。
かんじんのおはじき選手が、ボールに当たらんのよ。
当たっても、5センチくらいしかボールが飛ばないの。
息子は15センチくらい(目測)飛ばしてくるの。
かなうわけないだろ、っていう。
そんな、絶体絶命状態の40代母に、試合を観戦していた娘がいったのです。
「ボールねらうより、選手ねらったほうが早くね?」
つまり、「じゃまな敵選手をぶっ飛ばしちまいな」って、ことです。
思った思った、それ、わたしも思った!
ボールよりも近くにいる、息子のおはじき選手をはじき飛ばしたくなるんですよ!
でもそれは!
スポーツマンシップからしたら、いかがなものか!
と思って、禁じ手だろ? と考えていたのですが。
背に腹はかえられず、追いつめられた40代母は心をオニにして、息子のおはじき選手をはじき飛ばしてやった!
(だって、息子がやっていいっていったんだもん)
ま、そんなことをしても負けたんですけどね。グヌヌヌー
3連敗。
わたしの負けが3連敗で終わったのは、娘が「わたしもやりたい!」と笑顔で参加宣言したからです。エッ?
娘、中学生よ?
しかし、息子の優勢は変わりませんでした。
そして娘は、息子のおはじき選手をねらって、はじき飛ばしました。ヒデェ
いやむしろそこはボールをねらうべきじゃね? チャンスボールじゃね? という場面ですら、息子のおはじき選手をねらっていく!
ひどいよ、娘よ。
でも、それでも息子があっさりとゴールを決めていくんですよねェ。
さすがの経験差かなァ。
5試合くらいつづけたところで、息子は「いつまでやるの?」とまさかの「ぼく、もうあきてきたよ感」アピール。
自分があそんで欲しがっていたくせに!
ま、そんなこんなで、娘がようやくゴールを決めたところで、その日の「おはじきサッカー」は終了しました。
後日、ふたたび息子と「おはじきサッカー」をしたのですが、またしても3連敗でした。グヌヌヌヌ
いい感じに攻め込んだんですけどね、ゴールが決まらなくてね。
なんというか、こんなことで、クヤシイ。
ではまたー。