毎年、子供の運動会を見に行っている40代母です。
もちろん今年も見に行く予定です。
小学4年生の息子は、今年もダンス種目があります。
本格的な運動会練習がはじまって2週間、どうやら息子もダンスをほぼ覚えたみたいです。
いよいよ、40代母のまえで踊りだした!
運動会のダンス種目
いまどきの子供は、ごくふつうに踊ります。
音楽にあわせて踊る。
からだ全身を使って表現する。
そういうことを教えられてきているんだなァ。
だから、息子のような、テレテレの消極的なインドア少年でも踊るときは踊ります。
息子はまじめだから、いっしょうけんめい踊るんだなァ。
それがまた、いいんだなァ。
ということで、ようやく運動会の種目のダンスをひと通り覚えた小4息子が、家で踊りだしました。
ただ、今年のダンス、ジャンプが多いんですよね。
室内では、飛ぶマネだけでいいから!
うちはアパート住まいだから!
ダンスは移動する
小4息子が図解していうには。
今年のダンスは、スタートの位置を1とすると、1→2→3→1と移動するというんですね。
しかも、2、3の位置は、1と真逆です。
ほぼ校庭をつっきっての大移動って感じ。
小4息子は「このポーズ。手がこう。手がこうなったら、移動するから。つぎの場所にいったほうがいいよ」
と教えてくれるんですね。
しかし、校庭をつっきる大移動に保護者がついていくには、本部席と来賓席のうしろを通っていかなければなりません。
そこは、運動会中ずっと人通りがあって混雑している場所なのですよ。
ムリダヨ。
「これは、ちょっときびしいねぇ。校舎まえは本部席があって、あそこは混むんだよねぇ。ここ通って、またもどって、っていうのはムリだから、かあちゃんはずっとスタートの位置で見ることにするよ」
と40代母がいったところ、小4息子のいうには。
「そうか、じゃあ、とうちゃんがこっちに行って、映像を撮って。あとでそれを見たらいいかな」
つまり、かあちゃんがだめでも、とうちゃんならいけるな、と。
小4息子はそう考えたわけです。
そして、とうちゃんの撮影した映像を、かあちゃんが見ればいいのだ、と小4息子は考えました。
ぜんぶ見せたいんだよ。
小4息子は、自分の踊るダンスを最初から最後まで、ぜんぶ見てほしいわけなの!
うっわー、これは見ないわけにはいくまいて。
なんですかね。
この、恥じ入ることのない、小4息子の気持ち。
そうか、見てほしいんだ。
いまどきの運動会、気合い入れすぎではないだろうか、と思うことがありました。
そんなに必死に見なければならないモノかね? と。
なーんか、自分のときはそんなんじゃなかったよー、なんて思っていました。
でもさ、がんばって練習して踊れるようになったダンスを見てほしいって思うのは、あたりまえの気持ちだよねぇ。
そーか、そーか。
ダンスを踊る自分を見てほしいと思う小4息子のあたりまえの気持ちから、そんな小4息子のダンスをぜひ見たいという気持ちが生まれるのは、あたりまえですね。
あたりまえができる、ありがたさ。
自分の気持ちにしたがって、このありがたみを受け止めようではないか、と。
このように思ったわけでして、もちろん今年も運動会を見に行きますよ。
ではまたー。