滑舌の悪い40代主婦が舌のトレーニングをして変わったコト。

声がよくなる「舌力」のつくり方、篠原さなえ 40代の健康
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滑舌の悪い40代主婦です。

「わたし、滑舌が悪いっていわれるんですよねェ」といいながらしゃべりまくるタイプではなくて、ですね。

根強いコンプレックスのために、しゃべらないようになっていったわけでして。

のちにインターネット検索によって、自分の発音の問題が「側音化構音」と呼ばれていると知ったものの、自力では直せず。

たまたま言語聴覚士の方にお世話になることができて、60パーセントくらい立ち直ったのが10年くらい前、30代半ばくらいでした。

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わが子に話しかけられない

いま思うと、どうかと思うのですが。

でも当時のわたしにはそうとしかできなかった発音の問題として、自分の側音化構音が、娘にうつらないように、できるだけ娘に話しかけないようにしていました。

まー、ムリな話なんですけどね。

話しかけないわけにはいかないじゃないですか。

 

でも、自分の側音化した言葉で、娘に言葉を教えるのはできるだけ避けたかったのです。

自分の発音の仕方がまちがっているのはわかっているわけですから、わざわざまちがった発音を娘に教えるなんてできませんでした。

そういうのを夫に話しても、夫にはわかってもらえませんでした。

で、結果としてなのか、当然なのか、娘は言葉がおそく、義姉に「専門家に見てもらったほうがいいかも」といわれたりしたり。

という、なんともいえない子育てぐるぐるがありました。

 

そんなこんなで、娘が幼稚園に入ってから、言語聴覚士さんと話す機会がありまして。

当時5歳の娘ではなく、30半ばの自分が言葉の教室にかようようになった、という。

言語聴覚士さんとの対話は、自分の長年のコンプレックスをかなり軽減させてくれました。

まー、自分の発音がおかしいから、自分の子供に話しかけることができない、なんて自分でもおかしいのはわかってますし、だれにもいえなくて、はじめてそのことを話せたのが言語聴覚士さんだったんですよね。

 

言語聴覚士さんによると、親が側音化していると、子供も側音化することがあって、しかも親自身に自覚がなく、子供の側音化構音をなかなかなおすことができないケースがあるのだとか。

子供の側音化構音はわかって指摘できても、正しい発音の見本を見せることができないのですね。

舌の出しっぱなしで、正しい舌の位置を知る

そして、その言語聴覚士さんに教えてもらったことのひとつが、「舌の出しっぱなしトレーニング」でした。

とにかく、ひたすら舌を出しっぱなしにするのです。

ヨダレがたれようと舌がかわこうと、限界まで舌を出しつづけます。

もうムリ、限界、というところまで舌を出しつづけて、ようやく口のなかに舌をしまいます。

すると、なんということでしょう。

 

アレ? なんか、舌の位置がいつもとちがう。

 

この発見は、画期的でした。

というのも、それまでわたしの舌は、下の歯の裏側についていたのです。

舌先で下の歯の前歯の裏をなぞるのが日常でした。

 

言語聴覚士さんに習ったいくつかのトレーニングのうち、舌だしトレーニングだけはなんとなくつづけていた約10年。

発音するときに横から息が抜ける感覚からは抜け出したものの、言葉の発音にはあいかわらず自信のない40代主婦でした。

息子、言葉の教室にかよう

娘のときに、意識して話しかけない子育てをしておりましたので、その反省から、開き直って息子には気にせずに話しかけて子育てをしました。

すると、娘はセーフだったのに、息子はあきらかに側音化していた、という。

そこで息子は小1から小2まで言葉の教室にかよっていました。

 

これがなァ、本人に自覚がないんですよね。

小4息子自身は、小学校を早退してべつの小学校にある言葉の教室にかようのがめんどうだから、さっさと卒業したいわけでして。

そのときだけがんばって、どうにか卒業はできたのだけれども、イ音があやうい。

ひとつひとつの音をきちんと発音できていないんですよね。

まー、それをわたしがいうのかって話なのですがー。

 

わたし自身、発音には自信がないし、自分の声を聞くのもいやなくらいにコンプレックスがあるわけですから、息子にこれがこうだよ、ともいえず。

篠原さなえさんの本で舌のトレーニングを始めてみた

声がよくなる「舌力」のつくり方、篠原さなえ

そんな、ながながしい前提がありましてな。

わりと本気で、舌トレをはじめました。

というのは、篠原さなえさん本のなかの写真を見て「わたし、舌小帯がわりと残ってるんじゃない?」と気づいたからです。

舌の裏なんて、家族でも見せっこしないですよね。

「舌小帯」というのは、舌の裏側にある筋のことです。

 

そこで今回、夫の舌の裏、中3娘の舌の裏、小4息子の舌の裏を、それぞれ見せてもらいました。

そしてわかったのは、わたしが家族のなかでいちばん舌小帯が長く見える!

わたし>小4息子>夫>中3娘

 

ふつう、みんな、このくらい舌小帯があると思っていたんですよね。

というか、これまで舌小帯の存在なんて意識して生きてこなかったですよ。

そんな舌小帯が舌のトレーニングによって切れる、というので、ね。

切れる? と疑問に思いつつ、舌のトレーニングをつづけています。

舌が変わったのを実感

わりとまじめに舌のトレーニングをつづけて1週間ほどたちました。

いびきのひどい夫に、舌のトレーニングについて語り、「ほらほら」と舌を見せ、気がついたことには。

 

  1. 舌が細長くのびるようになった。
  2. 舌の表面が白くなくなっていた。
  3. 舌のふちに歯型がつかなくなった。

1は、鏡のまえで舌を出して、確認して気がつきました。

以前の自分にはこんなかたちの舌の出し方はできなかったのです。

舌の先端がこんなに細くのびているッ、というおどろき。

 

2は、夫に指摘されて気づきました。

そういえば、さいきん舌のブラッシングをしていなかったけど、気にならなくなっていたんですよね。

小学生のとき、祖母から「こうやって、舌も歯ブラシできれいにするんだよ」といわれたことがあります。

当時のわたしは舌の表面が白かったので、「なるほど、よいことを聞いた」と舌のブラッシングをしていました。

いま思うと、祖母も舌の表面が白かったのです。

 

しかし、いまのわたしは舌をブラッシングする必要なく、きれいなまま、舌の表面がなんとなくしっとりしています。

ちなみに、夫の舌の表面は白いです。

 

3は、じつは、これがいちばんうれしいおどろきの変化だったのですが。

むくみ体質の人は「舌のふちに歯型がつく」という話がありましてね。

むかし、合唱が趣味の友人に、舌を見せてもらったとき、きれいな舌のかたちをしていてね。

いっぽう、わたしの舌はギザギザに歯型がついていて、ね。

他人の舌なんて見る機会がないじゃないですか、そんなに自分の舌がふつうとちがうのかショックがありました。

 

舌の両側のギザギザがなくなることなんてないのではなかろうか、と思っていました。

舌の位置、それから舌のサイズが変化した、のかなー。

という感じなんですけれども。

 

自分がずっと持ちつづけていた、人前で話すことへのコンプレックスが、また少し軽減するかもしれない、と思いつつ舌トレです。

ながながと書きがなら、舌トレしています。

まー、本気で舌トレしてほしいのは、小4息子なんですけどね。

 

ではまたー。

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