週末は朝寝坊をすることの多い40代主婦です。
そんなこともあって、土日の朝はパン食に決まっています。
もっとも、グルテンフリー中のわたしはパンは食べていませんが。
パン食のよさは、夫が勝手に食べてくれることです。
ごはんは炊いてくれないけど、食パンをトーストしてくれる40代夫。
子供のためにトーストと玉子焼きくらいは用意してくれる40代夫、すばらしいな。
週末の朝、キッチンからもれ聞こえる話し声
おそく起きた朝に、布団の中でもだもだしていると、キッチンから話し声が聞こえます。
小学生の息子はまだとなりで眠っているから、話しているのは夫と中学生の娘だとわかります。
話の内容まではわからなくて、会話のあいだに、ときどき短い笑い声がはさまります。
おだやかな話し声です。
そんなのを聞いていると、よかったなぁ、と思います。
夫はわりとおだやかなほう。
夫は睡眠不足で眠いときは、とっても不機嫌になります。
それ以外は、おだやか。
睡眠不足と思春期のはじまる予感
いま中学3年生の娘が、小学6年生のころ。
もうそろそろ、いつ生理がはじまってもおかしくないな、と思っていました。
小学校で急に生理がはじまったら、保健室に行くように、と娘にはいってありました。
それから、そのころ、夫は疲れていました。
なぜ疲れているかというと、夜ふかしをしているからです。
夜ふかしをして、会社に行って、帰宅して眠い、週末も眠い。
よく覚えていないのですが、だいたいそんな感じ。
寝不足な夫は機嫌が悪くなるのを、40代妻は知っています。
でも、子供たちはおかまいなしですから、夫をそっとしておいてはくれません。
夫はがまんして限界まで子供たちにつき合って、さいごにキレる、とくり返していたころです。
おこる必要はないのに、おこりだす。
わたしですら夫にどなられたことがないのに、娘や息子は夫からどなられるのです。
子供に原因はなくて(強いていうなら、寝ている夫にちょっかいを出すのはマズイ)、夫の睡眠不足の問題と、がまんして子供につき合わなくちゃいけないと思っている夫自身、だったのかなー。
夫はそんな状態で、でもそんなことに関係なく、娘は思春期に突入しつつありました。
すくなくとも、40代母はそんなふうに感じていて、娘のイライラや爆発も、初潮前のホルモンバランスの影響があるのだろう、と考えていました。
娘が夫に話しかけて、睡眠不足の夫がうるさそうに対応して。
そんなやりとりを、当時、あぶなっかしく感じていた40代主婦です。
夫の不機嫌は、あきらかに寝不足からなんですよね。
わたしはそれを理解しているけれども、子供たちは理解できていない。
また、夫自身も子供たちへの対応にいらだっている理由が、子供たちのせいじゃなくて自分の睡眠不足だってわかってない、という感じ。
夫、あやうし
そして、あるとき、わたしは夫に話しました。
そろそろ娘は思春期に入る、おそらく生理も始まる、そういう時期には感情の起伏がはげしくなるだろうし、親としてはイラッとしたり、頭にくることがあると思う、でもそれはホルモンバランスのせいだから、いっしょになって頭にきて怒ったりすると、とりかえしがつかない関係になるかもしれない。
気をつけて、と。
あわせて、あるいはそのまえに、寝不足のときの機嫌の悪さについての指摘もしたと思います。
その翌日か、翌々日とか。
とにかく、わたしが娘の思春期について、夫に話したすぐあとのことです。
夫が「あぶなかった、たすかった」というのです。
なんのことかと思ったら、娘とのやりとりでした。
夫はその晩も、娘とのやりとりで、イラッとしてどなりそうになったけれど、わたしがいっていた「思春期」とか「ホルモンバランス」とか、そんな話を思い出して、思いとどまったのだそうです。
40代夫「あぶなかった、ああいう話を聞いていなかったら、どなりつけていたと思う」
うろおぼえですけど、そんな感じ。
わたし、そういうところにヘンに勘が働くことがあるな、と我ながら思う。
なんだろう、とにかく生意気なことをいう時期だから?
寝不足の夫の不機嫌と、思春期の娘に特有の挑発的な生意気発言という、最悪な組み合わせ。
なんとか回避できたみたいです。
その後ももちろん、いろいろとあるのだが。
そんなわけで。
週末、おそく起きた朝、キッチンからおだやかな2人の話し声が聞こえると、やれやれよかったなぁ、と思うわけです。
ではまたー。