捨てちゃっていいよ、といったら捨てが加速していっきに片づいた娘の部屋の話。

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捨てちゃっていいか、まよっていたっぽい。

今年、高校へ入学した娘は、部屋の中央に紙ものを山積みにしていたのでありました。

かれこれ、2ヶ月くらいでしょうか。

ちらっと見た感じ、中学校のモノが大半でした。

それから、Vもぎの問題やら冬期講習のテキストやら、取っておいていたんですよね。

春休みに捨てるのかと思ったら、捨てませんでした。

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高校受験、ガンバッタ

じつはわたしも、娘の高校受験関係の紙モノをちびちび捨てている途中なのです。

ファイルから取り出して捨てるの、めんどうですよね。

40歳主婦の指先は乾燥しておりまして、ファイルをめくるにもイラッとするときがあります。

捨てる、片づける、って、そういう地道な作業があります。

そして、そうした地道な作業がめんどうなのです。

本気でモノを減らしていたときには、すべてまるっと45Lサイズのゴミ袋につっこんでいました。

ファイルからプリントを取り出す?

そんなことしません。

プラスチックならそのまま、ポイ。

そういう捨て方がゆるされる地方自治体に住んでいるので、当時はそういう捨て方をしてました

でも、金具つきのバインダーはキッチンばさみで金具の周辺を切りとって、分別しました。

地味にめんどうでした。

そういうめんどうなことを、またやるの?

って思ったら、やる気が起こらなかったのです。

あと、やっぱり、「こんなにがんばったよ! ほらほら!」という気持ちがどこかにあって、取っておこうとしている自分がいるような気がしました。

娘の高校受験において、40代母である自分ががんばった部分は、大量の問題コピーです。

「ほら、わたし、娘のために、こんなにがんばってコピーしたんだよぉ~」みたいなの。

そういうのが、やーっぱりあるんだろうなァ、と気持ちがどんよりしたので、捨てていけそうです。

いよいよ、捨てようと思って、いきおいをつけるために娘に声かけしながら、ファイルにまとめてある問題集のコピーを取り出しました。

「もう、捨てちゃっていいよねー」

コピー用紙は雑紙としてリサイクルゴミの回収に出したいので、ファイルから取り出していきます。

そんな作業をしながら、娘に声かけをしました。

「これ、がんばったよねー」

と娘に見せたのは、まとめテストを3回くり返して解いたときの、マス目の塗りつぶし表でした。

娘は入試を終えたあとにも、そのまとめテストを解いていて、夏には50%ほどの出来ばえだったのが、最終的に90%以上できるようになっていました。

がんばったモノが捨てられない心理があるといいます。

高校受験関係のモノは、娘ががんばったモノだから。

「これ、がんばったのがよくわかるよねぇ」

そんなことを娘に伝えつつ、ファイルからつぎつぎとコピー用紙を取り出していきました。

すると、娘も自分の部屋に入って、部屋のまんなかに作っていた紙の山をヒモでしばりはじめたのです。

「Vもぎの問題も、もう捨てちゃっていいんじゃない? もう、やり直さないでしょう」

ほんとうはできなかったところを解きなおして、穴を埋めていけっていうけどねぇ。

それ、いま、やってられないよねー。

もう、すてちゃっていいよー、いいよー、いいよー。

コレやらなきゃ、って思うモノを捨てる

「やらなきゃ」って思うモノが、できないまま、いつまでも部屋にあるの、たぶん、つらいよねー。

いちど、リセットしちゃいなよー。

そんな気持ちで、娘にいいました。

それで娘はVもぎの問題一式をクリアファイルから出していきました。

冬期講習のテキストもかさねました。

このふたつは、たしか娘の本棚のいちばん上の棚に置いてあったのです。

もう、そこには、あたらしいモノを入れていくべきだよ。

そんなこんなで、ようやく、高校受験関連のモノをまとめて捨てることができました。

しかし、まだまだ終わっていないのです。

めんどうなこと、めんどうに思えることって、ついついさきのばしにしてしまいます。

ではまたー。

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