1週間ほど、はずかしいほど占いにはまりました。
そのまえは、じっと手を見るだけの手相占いをして、なにか見逃してはならない線は出ていないか、じっと手を見る。
そしていま、たぶん、四柱推命をしています。
たぶん、というのは、1週間ほどまえは四柱推命も算命学も区別がつかなくて、使う言葉が天将星から帝旺になって、それを流派の違いなのかな、と思いながら突き進んだ40代主婦です。
40歳を超えて、3晩徹夜しました。
自分の命式がつよい気がしてはまる
検索好きな40代主婦、世紀末の生まれなので、オカルト、スピリチュアル近辺に抵抗がありません。
長いこと、自分の生年月日の占い結果に不満をいだいていた40代主婦です。
ただし、対面の占いを受けたことはありません。
ネットの生年月日を入れて、結果を見るだけの占いで、かならずといっていいほど「夫を倒す」などと書かれる星の下に生まれたらしいのです。
ちなみに、姓名判断でもそんな感じで、画数のとり方なのですが、旧姓もいまの名前もほぼおなじ、家庭運がよくない結果です。
もちろん、たいへん不満でした。
なにをもってして、わたしを家庭運が悪いとか、夫を倒すとか、判断してるわけ? はァ? という気持ちがくすぶっていたわけです。
そして、この夏、娘と息子のいる夏休み、居場所のない40代主婦は、スマホとモーニングノート(と名づけているモーニングページを書きこむA4ノート)と黒ペンで、自分自身を占いつづけました。
ヒマにまかせて、占いつづけたのです。
で、まず、自分の生年月日でもって、命式とかいうものを出しました。
すると、ゴーザイテイオーとかいう馬の名前みたいなのが出てきたわけなんです。
さっきの占いでは石門星とか天将星とかいってたのに、わけわかんない、と思いながら、なんだか強そうな「劫財」「帝旺」というキーワードで検索するわけですよ。
そうすると、アメブロあたりがヒットするわけ。
で、「劫財」「帝旺」が専業主婦はもったいないよ、みたいなキラッキラした話になるわけです。
どうやら、ゴーザイテイオー持ちの女性はエネルギー的なものが強いので、おうちの中で専業主婦やっていたら、エネルギーがありあまっちゃうよ、もっと自分を出していこうよ、みたいな、そんな話らしいのです。
そして、古風にいうと、女性にパワーがあるというのは、夫をたてるには向いてないよね、夫を倒しちゃうよ、と。
生年月日を記入して結果を見る占いで、毎回、そんな結果が出ていたのは、どうやらわたしのゴーザイテイオーから、そういうふうに占っていたらしい、とわかりました。
ちなみに、わたしはゴーザイテイオーがリッチンしておる。
そこに救いとして、残りの柱ひとつがまともなおかげで、バランスとれてるっぽい、としろうと40代主婦は考えました。
占いの沼
で、いろいろ占ってみて思ったのは、まず漢字が読めない。
その漢字が誤字なのか、当て字なのか、単に表現がちがうだけなのか、わからない。
知らないうちにいろんな流派をわたり歩いてしまう。
で、わからない言葉を調べて、自分の命式にあるかッ、とか見ていって、さらには家族の命式も出すじゃないですか。
子供たちに関しては母子手帳があるので、出生時間から時柱がわかりますよね。
そうすると、アレ、やっぱり、時柱って重要じゃないの?
これは無視できないんじゃない?
と思って、仮とはいえ、むかし実母がいっていた「○時生まれ」というのを当てはめてみたわけです。
すると、これはまた、こんなの出ちゃうの? っていう干支で、しろうと40代主婦は困惑しました。
それでとうとう、はずかしながら、お盆過ぎのある朝、がまんできずに実家に電話をかけました。
すると母は、すでに記憶がさだかではなく、父に母子手帳をさがすように伝えつつ、わたしに「笑うとえくぼができるかい?」などとたずねるのです。
なにいい出すんだ! と思ったら、えくぼが出来るのは「朝生まれ」という伝承があるのだそうです。
昼すぎ生まれの高1娘にもくっきりえくぼができるから、えくぼはあてになりません。
そして、「10時にはなっていないやぃな、9時じゃないんかい」ってことになりました。
干支の境目が9時と11時にあるので、8時か9時か、で変わります。
そこで、今度は9時生まれとして命式をつくりました。
これはなかなか、いいんじゃないだろうか。
11時生まれよりも、いいような気がする。
そう思った、翌々日、朝早く実家の母から電話が来て、正確な出生時間がわかりました。
11時生まれ決定です。
しろうと主婦、季節をみる
この時点で、わたしは四柱推命の本をなにひとつ読んでいない状態でした。
流派もよくわからないし、あっちを読み、こっちを読みしていました。
身強だの身弱だの、身旺だの、流派の違いで呼び名がちがうのか、いくつもの段階のひとつなのか、そういうのもわからないのです。
身旺の場合だと吉だけど、身弱の場合だと凶だよ、とか。
さんざん検索して検索して、読んで読んで、とくり返しているうちに、あるサイトで紹介されている命式が、わたしの命式とほぼおなじだったのです。
で、季節から考えるという方法を知り、はァはァ、となって。
秋だから、旺じゃなくて相だね、みたいな。
そんなところまでたどりついて、けっきょくのところ、大運を読むとか、そんなところまでまったく行きつけないのでありました。
占いにはまる人の気持ち、わかる気がすると思ったのと、40歳を超えて3晩徹夜するだけの体力がある自分に驚いたのと、わたしの占い結果が毎回よくないのも無理はないな、と納得したのと。
占いにはまった母親を見ていた姉弟
そして、そんな40代母のありさまを見ていた高1娘が、よくわからない漢字だらけのノートを見て「呪いかと思った」といったり。
また、生命線が短いとお悩みの小5男子けけさんのために、動物占いをしてあげました。
小5息子は、四柱推命で占うと刺激的な言葉がならんでいて、とても見せられない雰囲気だったので、平和そうな動物占いを見ることにしたのです。
小5息子は「さすらい(?)のオオカミ」
興味のあるものしかやらないタイプ。
恋人にたいしても、そんな態度のタイプ。
あ、なっとく。
高1娘は「ゾウ」
占い結果の中で、男にだまされやすそうなゾウさんだったので、心配になりました。
このゾウ、うぶすぎる……。
わたしは「トラ」、夫は「コアラ」でした。
動物占いくらいがちょうどいいですね。
平和な占い結果で。
命式を自分の手持ちカードとたとえている方がいて、なるほど、と思いました。
生年月日時はいまさら変えることができないもんね、と。
命運は持って生まれた手持ちカードで、それをどう使うか、どう生かすか、という考え方で。
そしてまた、手持ちカードがたいしたことなくっても、年のめぐり合わせがよければ絶好調なわけですよ。なるほど。
占い沼にはまった10日ほどで、わかったこと。
命式的に、自分の中に葛藤があるのも無理ないのかもしれないー。
生年月日で占う系の占いで、わたしの占い結果がきびしい理由がだいたいわかったから、もし対面式の占いでズバッとえげつなくいわれたとしても「そんなの、もう知ってる」と思って、耐えられる気がしてきたー。
自分がわりとタフな理由は、命式に出ているのかもしれないー。
年とっても元気だってー。うわー。
そんなこと、ですね。
かれこれ、10日以上そんなこんなどんな。
ではまたー。