秘密の質問、出身地は「じゃいあん」

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某ネット銀行で、出身地をたずねられました。

この手の本人確認のための質問に対して、「○○県」なんて答え方はいけません。

わたしは「じゃいあん」と打ちこみました。

こういうことは、1冊のノートにまとめて書き留めてあるのです。

ところが、「じゃいあん」が通りませんでした。

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出身地、卒業した小学校、中学校

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秘密の質問はたいせつに

わたしは自信を持って「じゃいあん」と打ちこんだのに、通りませんでした。

もしかしたら「じゃあいん」とか、まちがって打ちこんだのかもしれない。

そう思って、もういちど、落ちついて「じゃいあん」と打ちこみました。

たしかに「じゃいあん」と確認して、ポチリ。

やはりだめです。

そこでわたしは気がついたのです。

「出身:じゃいあん」

というメモの下に、「卒・小学校:すねお× のびた×」と書いてあることを。

これはつまり、「卒業した小学校は?」と問われ、「すねお」と打ちこんだがダメだった、さらに「のびた」とも打ちこんだがダメだった、という意味にちがいありません。

ちなみに、いちばん下には「卒・中学:のびた」というメモがありました。

おそらく過去のわたしは、小学校と中学校をまちがえている可能性があると考え、「すねお」と「のびた」を入れてみたのでしょう。

ということは、このまま「じゃいあん」をくり返しても、回数オーバーになる可能性が非常に高いです。

しかたがない、もういちどあたらしく秘密の質問を作りなおすしかないのか、しかしそれには郵送してもらうしかありません。

というのも、わたしがさいしょに登録した携帯電話のメールアドレスは以前auと契約していたときのもので、いまはフリーアドレスしか使っていないからです。

フリーアドレスだとあれこれ簡単な方法が使えないので、郵送で送ってもらうしかないのです。

そういえば、以前もそれがめんどうでログインしなかったことがありました。

あきらめかけたそのとき、40代主婦の目にとなりのページが飛びこんできました。

なんと、となりのページにも、3つの秘密の質問とその答えが書いてあるではありませんか。

わたしはふたたびパソコンの画面に向かいました。

出身地を記入する欄へ、あらたに見つけたキーワードを打ちこみました。

はーいーれーたー。

わたしの出身地、「じゃいあん」じゃなかった!

記録によれば、2年ぶりのログインでした。

残高はともかくとして、ログインできてよかったです。

いやー、メモってしておくものですね。

次回からはまちがえないように、古い質問メモには大きくバツ印をつけておきました。

ではまたー。

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