近い、と思える距離に中高一貫校があります。
実は高2娘のときにも受験させたい、と思ったのです。
ただ、そのときは現実を知らなくて、そこはほいほい合格する学校ではなかったのでした。
わたしも夫も田舎者であるからして、中学受験なんてものを考えたことがなかったのであります。
クラスの半分が受験した、という話も、その学年がひどく荒れていたから逃げるために受験するような雰囲気であったらしいのです。
まー、それで、小6息子のけけさんには中学受験を勧めていたんですよね。
塾にも行ってないのにさ。
9月になって、受験すると了解した息子よ

これっきり、最後にしようと思って、小6息子に中学受験についておすすめした40代母です。
もう臨時休校も終わっていたし、夏休みも終わっていたし、ガツガツした気持ちがわたしから抜け落ちていた9月某日の夜寝るまえ、けけさんが中学受験するといいました。
あれね、かあちゃんがいってた中学の受験、やってみるよ、みたいな感じで。
ふと、そのように、もらしたのです。
えッ、いま、このタイミングで、か?
というのが、本音でありまして、いつ飽きるの? みたいな。
おまえな、その中学に入ろうという子供たちは、小4から塾行ってるレベルのプロのみなさんなのよ?
きみのその、ほやーんとした気持ちで、立ち向かえると思ってんのか?
という本音が、40代母の頭の中でうず巻きました。グルグル~
第一次過去問ブーム
というわけで、9月に第一次の過去問ブームが小6息子に起こり、その後、沈静化しております。
ま、無理もないです。
わたしが見ても、ギョッとする過去問なんだもん。
これだけの量の問題を、この時間内に終らせるの? というおどろきです。
小6息子は、時間をはかって過去問を解いてみて、あまりの不出来にショックをうけていました。
無理もない。
たとえば高2娘の同級生では、小学校から1名合格しています。
小学校時代の友達Aちゃんは、両親が教育関係者で、公文に行っていて、受験しましたが不合格でした。
中学校からなかよくなった友達のBちゃんは、大手の塾に行っていて、受験して「あんなの解けるわけがねぇ」といっていたそうです。
まー、そういう感じなんですよね。
受かった子供の保護者の話とかなんとか
わたしは、偶然にもその中高一貫校に受かったお子さんの保護者を2人知っているのです。
いや、知っているだけなら、3人になるのかなと思います。
でも3人目の人は控えめな方であるのと、両親ともに医師なので特殊というか当然というか、つまりガチなのでまったく参考にならないのです。
地元のハイレベルな塾に行っている、という話でありました。
1人目の人は教育熱心な感じで、子供にハッパかける感じで、上昇志向の強い感じの人で、自分に自信がある感じ、です。
上記の3人目の人のお子さんの話をしてくださったのこの人で、その、ライバル心むきだしの態度を隠すことなくお話になる姿に、わたしのごとき40代主婦はおどろき感心するのでありました。(世の中にはそのように素直に自分の心を表現できる、そして許容される存在がある)
受かったというお子さんは、理系分野に興味を示していて、中学校に合格したあとは部活動で部長になったりして、まさしく花開いたみたい。
わたしが中学受験についてはじめて聞いたのは、この保護者さんでした。
小6の秋から受験対策に塾へ通い始めて、合格したのよ、とご自慢でした。
そのお子さんは自分から興味を持って勉強していくタイプの理系だったっぽいです。
そーだよねー、そーいうのが、りそーだよねー、と思いました。
小6息子も、なーにか自分で熱心に、熱中して、没頭するなにかがあればなァ、いいんだけどなァ。
でもそれがなかなか、ないんだなァ。
いや、あるのかもしれないけど、こっそりしてて、よくわからないんだなァ。
さて、2人目の人は、他の人から聞いて知ったのですが。
あー、あの子か! って思いました。
他の人から聞いた、というのが、不合格組の保護者さんからだったわけですが。
話から察するに、その子はクラスで浮いていたっぽいです。
わたしはその子を数回しか見ていないのですが、ちょっと皮肉めいた顔をしていて、年より大人びている印象でした。
年より大人びて見えるのだけど、その母に甘えている姿が、一見奇妙な感じがしました。
でも、その子が大人びるであろう要因も甘える要因も、その母親から聞いていて、妙に納得するといえばするなァ、という。
不合格組の保護者さんいわく「頭が切れて、ちょっとちがったよね」とのこと。
なんか、よくわからんのですが、そういう子だから、受かったのかな、と思いました。
頭の回転、口が達者、というような?
受験生けけ
そうか、けけさんも受験生か。
というわけで、高2娘のときにはなにひとつしなかった模試を受けることにしました。
高2娘とも話したんですけど、娘の場合、あの当時は受験しようといっても話を聞いてもらえなかったと思うし、模試なんてぜったい受けてくれなかったよねー。ワハハ
模試とかって、低学年のときから慣らしておかないと、急にやってくれそうにないです。
去年あたりから、模試が気になっていたのですが、けけさんのスッと下がっていく戦法で逃げられておりました。
かたくなである、強情である、と高2娘にたいして抱いていましたが、それ以上に小6息子けけさんのかたくなで強情で意固地ではないか、と思います。
一見、よわよわしく見せて、強い意志、こだわりがあるのが小6息子。
イヤなことは涙をこぼしていやがるから、こちらとしては無理強いできない。
高2娘だったら、怒りパワーに向かうところを、小6息子けけさんはひそやかな悲しみとして涙をこぼす(それを見た母を「ヤメロ、オイ、スマンカッタ」という気分にさせる)という違い。
いま? いまから?
というわけで、願書フィーバー、書類に学校長の記入ドキドキ、第1次過去問ブームが去り、日常がもどっております。
つまり、宿題だけなんとかやり終えて学校に登校している日々ですね。
はじめてのイベント参加みたいな、お祭りのような、そんな感覚ですかね。
ただなー、けけさんがおもしろいと感じるような日々は、地元の公立中学校では期待できないと思うんですよね。
なぜって、ほぼおなじ顔ぶれだし、先生は体育会系だし。
それはつまり、友達はいないし、先生はけけさんみたいなタイプにきびしいし、っていう意味。
そんなわけで、真剣に中学受験に挑んだほうがいいんじゃないか、とわたしも高2娘もうったえかけていたわけだが。
いまかー。
いまからなのかー。
と、10月も後半なのであります。
ではまたー。