小学校6年間、息子はずっと黒の瞬足をはきつづけました。
そして、中学校入学にあたり、「どうしよう?」とこまった40代母です。
それまで、「また、瞬足か、つまらぬ」と思っていた母ですが、そもそも中学生は瞬足をはくのか、中学生でも瞬足でいいのか、とググりました。
すると、瞬足には紐タイプがあるというではないですか。
瞬足をモデルチェンジして、マジックテープのバリバリ感から、紐タイプへ。
そう思って、息子に相談しました。
すると息子は「瞬足は……もう、いいよ」(微笑)というのです。
これまでの、こだわりはなんだったのかーぃ。
息子の買い物は時間がかかる
はっきりいって、息子と買い物に行くのはめんどくさい。
なにがめんどくさいって、決まらないからめんどくさい。
ちなみに、中学入学にあたって購入したリュックを決めるまで、わたしは息子とともに4回、近所の店に足を運びました。
ペンケースにいたっては、5年生から声かけして、夫と数回、そしていよいよ必要にせまられて、この春休みに夫と2回、わたしと3回、近所の店に見に行って、けっきょく色違いをアマゾンさんで購入しました。
中1息子とモノを買うにあたっては、いかに時間がかかるか、思い知っているので、できればいっしょに行きたくないという気持ちに満ちているのです。
息子が5歳くらいのとき、本人の気に入る靴が見つからなくて、家族4人が1ヶ月くらい週末のたびに、いろんな店の靴売り場を見てまわった時期がありました。
このときのことを高3娘に話したら、「あー、あったね、そんなこと」といっていました。
そう、そんなことがあったんですよ。
だから、息子といっしょに、ゼロからの靴探しなんてしたくありませんでした。
瞬足を卒業するとき
息子の希望は、やっぱり黒い靴。
息子はスポーツブランドなどを知らず、ある意味、こだわりのない子供です。
ですから、どこのメーカーでもよいのだが、手ごろな値段で、1年後にもおなじものが買えるような定番の靴をさがすことになりました。
どんなキーワードで検索したか、記憶にないのですが「中学生、通学用、靴」みたいな感じで。
瞬足にヒモ靴タイプがあるというのも、小学校時代に瞬足をはきつづけた子供が中学校でもヒモ靴タイプの瞬足をはいていた話をどこかで読んで知りました。
息子のことだから、てっきり中学校も瞬足だろうと思って、安心していました。
しかし、「もう、瞬足はいい」という。
だったら、いったいなにをはくんだよー、とアラフィフの母親(わたしのことだがー)が探し出したのがミズノのランニングシューズ、マキシマイザーです。
ミズノのランニングシューズ、マキシマイザー
よくわからないけど、モデルチェンジしながら作りつづけられているミズノのランニングシューズの22代目らしいです。
つまり、次回も買おうと思えばおなじのが買える靴。
息子用にさがしていいたのはまさしく、そんな靴。
白と黒がある点は、瞬足に似ています。
基本のシューズ、という感じ。
わたしは、息子の確認もとらずにいきなりその靴を購入しました。
なぜって、そのとき、もう卒業式の3日前だったからです。
卒業式には、中学校の制服とあたらしい靴で息子を送り出したかったからです。
そして、いま、わたしと息子の靴のサイズは23.0センチでおなじだからです。
とりあえず、息子の卒業式にはその靴を履いてもらって、いやだったら春休みに時間をかけてさがせばいい、と考えました。
息子がはかないなら、わたしがはくし!
息子、あっさり乗り換える
ところが、あんなにも瞬足をはきつづけていた息子が、卒業式にミズノのマキシマイザーをはいて以来、いちども瞬足にもどりません。
かかとの部分が高く、しっかりホールドされる形のマキシマイザーに、さいしょは否定的だった息子も、「慣れるため」といって春休み中ずっとはきつづけて、すっかりなじんだ様子。
瞬足は、すっかり忘れ去られたような。
まだ、買ったばかりのほとんどはいていない瞬足が、1足あるんですけどー。
23.5センチの瞬足は、大きめだから中敷きを入れていました。
そりゃあ、わたしにも履けますが。
あたらしいものを買うと、とたんに以前のものに魅力を感じなくなる現象です。
そんなふうにして新旧が入れ替わる。
高3娘の瞬足時代も小学校で終わりを告げたのですが、中1息子の瞬足時代も小学校6年間で幕を閉じました。
ありがとう、瞬足。
おかげさまで、瞬足卒業。
中1息子の場合は、小学校生活6年間、ずーっと黒の瞬足だったからいよいよ感慨深いのです。
息子の靴の定番として黒の瞬足を買いつづけていたおかげで、靴選びに悩むことなく過ごせました。
中学3年間はミズノかな。
それとも、なにか、スポーツブランドに目覚めるのでしょうか。
息子は、決まってしまえば、そこからはコロコロ変わらない。
そんな気質みたいです。
ではまたー。