小学校へミシン実習の補助ボランティアに行った週末、ぜひとも小5息子にミシンの使い方を教えなければ! となった40代保護者です。
家庭科の授業で、小学5年生が始めてミシンという未知の機械に出会う様子を見た40代保護者は、「せめて自分の息子だけでもミシンに慣れさせておこう!」と考えたのです。
まー、わが家のミシンは古い型なので、小学校の自動糸調子のミシンとは勝手がちがうんですけどね。
小5息子にミシンの動きに慣れてもらうための、ミシンレッスンです。
過去記事⇒家庭科学習、ミシンの補助ボランティアに行ってきました。
まず、上糸のかけ方
小学校の授業とはちがい、さすがに「からぬい」はしませんでした。
まずは、家庭科の授業でパートナーの女子にまかせてしまった上糸かけの練習です。
小学校で使っていたミシンも、本体に上糸のかけ方を図解したシールが貼ってあったのですが、わが家のミシンもそういう図解シールが貼ってあります。
上糸のかけ方って、だいたいどのミシンも変わらないみたいです。
わたしなんて、小中高と家庭科で足踏みミシンを使っていた世代ですが、そのときおぼえた上糸のかけ方がいまも通用します。
いっぽう、下糸は簡単になりました。
小学校のミシンは水平釜式で、ボビンケースがいらず、スライド式のフタを開けてボビンを入れるだけでした。
糸が巻かれてる方向に気をつけて入れるだけ、なのです。
そんなふうに家のミシンと学校のミシンと多少ちがいはありますが、ミシン慣れが目的なので、小5息子に上糸かけをやってもらいました。
おぼつかない手つきながらも、上糸のかけ方のシールを見ながら、ひとりでできました。
上糸のかけ方のコツとしては、子供って糸の先端を通そうとして失敗するのですが、ミシンの上糸かけは糸の先端を通すのではなく、糸を長めに持って、引っかけるところの横から糸を入れるんですよね。
文で書いても、うまく書けないんですよねん。
穴ではなくて、すきまがあるから、そこに糸をチョイッと引っかけていけばいいんです。
たぶん、上糸がかけられないまま家庭科の時間が終わってしまった子は、糸の先端を通そうと思って、できなかったのではないかなァ。
上糸の、こっちを入れたらあっちが外れた、っていうのは、ほんとうにいらいらしますから。
慣れないうちは、よけいに。
そして、小5息子がかけた上糸を、あっさりと抜き取る40代母の非情ぶり。
だって、つぎはボビン作りするからね。
ボビンを作ろう
補助ボランティアで見た家庭科の授業では、ボビン作りをしていました。
だから自宅でも小5息子に、上糸かけのつぎにボビンを作ってもらいました。
ボビン作りのコツというか、たいせつな点は、糸をかけているところが外れたら、ミシンを止めてください、頼みます。
そのまま続けてもブッカブカのボビンができるだけだから。
使えないからね。
この、ボビンの失敗の、ほどく作業が時間がかかるんですよ。
最終的にからまって、ハサミで切るはめになりますがー。
なにもここまで、おかしな状態で巻きつづけなくてもいいじゃないか、さっさと止めてくれ、と思います。
でも、ミシン初心者の小学5年生は、先生の見本とちょっとちがうなと思いつつ、巻きつづけてしまうのでした。アーア
小学校の家庭科では、このあと各自が自分用の糸を持参して、ミシンで作品を完成させることになっています。
だから毎回、自分が使うときに上糸をかけ直すことになるわけです。
すると小学校の授業だけで、少なくとも6回以上は上糸かけするはめになるんじゃないかな。
そうしたら、いやでも覚えるのではないでしょうか。
いよいよ、ミシンでぬってみよう
上糸かけて、ボビン作って、下糸を引き出して。
ようやくミシンでぬいます。
ミシンの練習は、直線ぬい、直角ぬい(角で、針を刺したまま、布を回転させて方向転換する)、返しぬいです。
フェルトをつかったのは、娘の家庭科の残りものだからです。
さて、小5息子は先日の家庭科の授業で、返しぬいまでたどりつきませんでした。
そこで自宅ミシンでは、返しぬいの練習をしました。
小5息子は、返しぬいレバーを下げると反対の動きをするミシンに驚きつつ、くり返しためしていました。
ミシンを使っていて、ミシンの動きがヘンだなと思ったら、すぐに止めるように小5息子に話しました。
よくあるのは、押えのレバーがさがっていないとき。
それから、上糸のどこかが外れたとき。
この2点は補助ボランティアのときに、なんども見かけました。
おかしいな、と思ってもミシンを止めないのが小学5年生。
それどころか、びっくりして思わずフットコントローラーを強く踏んでしまったりします。
そんなこんなのミシンレッスンでしたが、時間にしたら1時間もかかっていません。
短い時間でしたが、フェルトを何往復もぬううちに、小5息子は自信を持って、落ちついてミシンの操作をしていました。
ミシンの動きに慣れたみたいです。
小学校の家庭科の授業でおっかなびっくりさわっていたのがウソみたいに、落ちついた様子でミシンを使っていました。
これですくなくとも、小5息子が小学校でミシンが使えなくてションボリして、陰でシクシク泣くことはないでしょう。
と、期待しつつの自宅ミシンレッスンでした。
ではまたー。